# LOVE 30 % ページ33
【 A side 】
私の胸元に顔を埋めたまま ぐりぐりと 甘えてくる相良センパイに、恥ずかしさやら擽ったさやらで、赤くなりながら抵抗しているといとーちゃんセンパイがこちらへ駆け寄ってきてくれて。
周りの開久の人やいじめられてた子も助けてくれなかったからいとーちゃんセンパイが神様に見えた。
伊藤「どしたのAちゃん・・・?もしかしなくてもいじめられてるの?」
『そーなの、いじめられてるの。いとーちゃんセンパイ助けてくれる?』
伊藤「もちろんだよぉ!今日も可愛いなぁ、Aちゃんはっ♡」
男らしい声とは打って変わって、甘くて優しい声を出すいとーちゃんセンパイにぽかんとする相良センパイ。
そんな相良センパイの腕から、いとーちゃんセンパイは私のことを姫抱きにしてするりと助け出すと、ニコニコ と笑顔を向けてくれる。
『ありがと!いとーちゃんセンパイ!』
伊藤「いーのいーの!怖かったねぇ!よく耐えました!偉いなぁAちゃんっ♡ もう大丈夫だからねっ!」
相良「・・・どーなってンのこれ。」
にひひ といとーちゃんセンパイと笑い合っていると、少し拗ねたような怒ったような表情の相良センパイ。
伊藤「だァ" てめェ!!!Aちゃんのこと抱き上げて何するつもりだったんだゴラァ"!!」
『いとーちゃんセンパイ喧嘩はダメ!ね?』
伊藤「はーい♡ じゃあAちゃん行こっか!チョコレートパフェ奢ってあげるからねぇ♡」
『え、ほんと!?やったぁ!』
ゆっくりと地面に降ろされると、いつもの喫茶店へ向かおうとする。
・・・あ、相良センパイ忘れてた。と後ろを振り向く前に、私を後ろから抱きしめる相良センパイ。
相良「・・・待てよ。てめェ軟高だよな?三橋ってやつ知らねェ?」
伊藤「・・・三橋に何か?」
『え、相良センパイもみっちゃんセンパイのこと探してたの?』
伊藤「え、Aちゃんそいつと知り合いだったの?」
『あ、うん!相良猛っていってね、こんなかっこよくてちょーっと怖そうなイケメンなんだけどね、可愛いくて優し・・・ムグッ』
相良センパイが、褒めようとした私の口辺りを
「 ・・・それ以上喋んな 」と言って塞ぐ。
センパイの手が大きいから鼻でも口でも息出来なくて苦しくなって、センパイの手を両手で掴んで べり っと剥がした。
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いぬぬわん - めっちゃ面白かったです!!!続き待ってます! (1月8日 17時) (レス) @page45 id: 03797267cc (このIDを非表示/違反報告)
鈴美歌 - 面白くて、一気読みしてしまいました!大好きです!ユタカちゃんとの絡みが欲しいです! (2020年11月5日 15時) (レス) id: 5ffb6e02ad (このIDを非表示/違反報告)
メイル(プロフ) - ありがとうございます!楽しみにしてます! (2020年10月11日 21時) (レス) id: 9d54d83454 (このIDを非表示/違反報告)
レナート(プロフ) - メイルさん» こちらこそ大好きです() 了解致しました!上手い具合に話に入れ込むか、番外編みたいな感じで書きますので、楽しみにしていただけると喜びます!! (2020年10月11日 20時) (レス) id: cb45d26f42 (このIDを非表示/違反報告)
レナート(プロフ) - おもちさん» 初めまして!有難いお言葉ありがとうございます・・・!!ドラマを観ながらの更新なので、もう少し時間かかってしまいますが、必ず更新するのでこれからもよろしくお願いいたします!! (2020年10月11日 20時) (レス) id: cb45d26f42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レナート | 作者ホームページ:@renato_uratuku
作成日時:2020年8月9日 19時