【今日から俺は!!】成蘭にはあの狂犬も惚れるマブがいるってよ。

＃ LOVE 18 ％ ページ20

【 A side 】






『京ちゃんが捕まった！？』



明美「そうなんス･･･！京子さんが最初にボコったのがヤクザらしくて･･･！！」






いつも通り成蘭まで行くとあっちゃんや皆が校門で私を待っていた。


『 こうしちゃ居られない･･･！ 』と探しに行こうとすればあっちゃんに止められる。






明美「場所はわかってます！でも、ここは1つ、協力を仰ぎましょう！！いくらAさんでも危ねぇ！」






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三橋「なんでヤクザがスケバンにボコられるかなぁ･･･。」






軟高に行ってる間にあっちゃんから教えてもらった工場跡地がどこかは分からないけど、みっちゃんセンパイいとーちゃんセンパイを説得している間にも、京ちゃんを探そうと走り出す。


「 Aちゃん！？ 」と私を呼ぶいとーちゃんセンパイの声が聞こえるけど、振り返らずに。






『( 待ってて京ちゃん･･･！ )』



「そんなに急いでどうしたんですかAさん。」






商店街を走っていると見知った声に思わず立ち止まった。






『今井さんと、谷川さん･･･。』



今井「今日も美しいですね。天使が舞い降りたのかと思ってつい･･･声を掛けてしまいました。」



谷川「お久しぶりですAちゃん。どうしたんですか？」






自分の世界(？)に入る今井さんと、冷静な谷川さん。この2人を見てるとなんかほっこりするんだよなぁ、なんて思いながら、心配は掛けたくなかったから『 ちょっと、お弁当忘れちゃって 』と頬を掻く。






今井「嗚呼･･･そんな忘れん坊なAさんもお美しい！では、今度サテンでもどうですか？」



『ふふっ 行きたい！お誘いありがとう！』






『 じゃあまた今度！ 』と2人に手を振りながらまた走り始めた。


手を大きく振ってくれた2人がすごく可愛かったなぁ。(笑)

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