今日の妄想♪其ノ四

アホ妄想〜看病編25〜 ページ39

比与太「住む世界？」


あなたにも・・・なんだか心の変化があったみたいですね・・・(゜o゜;)



「そうっ！住む世界っ！

私、クラブだなんて行かないし。行きたいとも思わないし。」

比与太「でも…最初Aちゃんと会ったのはクラブで・・・」

「あぁ。あれは、比与太に友達が遊ばれたと思って敵を討ちに行っただけで」

比与太「敵を討つって……。じゃあAちゃん、最初から・・・」

「そう。私は比与太に友達の仕返しをしにいったのっ。」

比与太「・・・。」



おおっ！比与太、衝撃の真実！

……ん？

比与太、怒った？

ちょっと表情が強張ってきてるかも〜・・・


「本当の私は普段から地味だし。胸のあいた服とか着ないし、いっつもジーンズでいるのが楽だし。

電車で会ったあんたの友達も言ってたじゃない。

女の趣味変わったのか？って。
人は急に変われないでしょ？

あんたの友達がたくさんクラブであんたを待ってるんでしょ？

比与太は皆の比与太、なんでしょ？


別にあたしなんか追い回してても楽しくないよ？

天変地異が起こって、もしあんたが真面目になったとしてもさぁ
きっといつか『なんか違うんだよな〜』なんて
その世界がつまらなくなるときが来るんだって！

・・・あたしはさぁ・・・

・・・あたしだって、必死で生きてるんだよ」

比与太「っ・・・」

「あんたから見たらつまらなそうな世界で……

それでも、必死で生きてる。

小さな幸せを見つけながらさぁ・・・必死に。」

比与太「・・・。」


そーいえば、Aさんは過去に恋人と別れて辛い思いをしたんですものね……。


失うときの悲しみや苦しみは、簡単には消えませんもんね…。


もしかして・・・わざと嫌われようとしてるんですかねぇ？

あなたは、比与太に。



「私・・・帰るわ」

比与太「えっ…！」

「まだ電車あるし。駅の近くのお巡りさんに事情話してお金貸してもらうよ」

比与太「Aちゃん…っ！」

「あんたといるとさ、気が休まんないって言うか…。
・・・ここは、私の居るとこじゃないわ」



泣きそうな比与太と

何かを必死に堪えている、あなた


「あ！そうときまれば！急いで駅に行かなくちゃ！」


あなたは急ぐようにバッグに荷物を詰めて玄関へ向かいました


「じゃあなっ！もう会うことはないけど元気で！」

逃げるようにバッグを肩にかけて玄関へ走ります

ですが…

ｶﾞｼｯ!


比与太「待って!」


比与太は走ってあなたの腕を捕まえるのでした。

続く。。。

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