05「ここだよね？」 ページ5
.
朝起きるとダイニングテーブルに紙切れ。
ゆーるく、まるーく書かれた地図はほんとうに解読に時間がかかった。
『はあ、…ここだよね。』
ＡＭ１０：００
やっと私が住む家と思われる家に到着。
庭とかやばくない？え、何坪くらいよ。
すっごい大きくて、階を数えるために見上げていると、後ろから話しかけられた。
「あの、君……？」
その声はどこか聞き覚えのある声。
そういえば今日の朝もこんな声聞いたな〜ってのんきに振り返りながら自己紹介。
『すみません今日からここで住まさせてもらう片山と申しま……』
ん？
待ってもっかい見よっか。
ん？
何度見ても変わらない。眩しいオーラ。
振り返った私の焦点が彼の目に会った瞬間、わたしはフリーズした。
目の前にいたのは、松村北斗だったから。
え、え、え。
思わぬことに３秒、いや１０秒くらい時が止まっているように感じる。
あ、これそっくりさんか。
あーあーそういう？やつ？
とか脳の整理をしてもう一度見上げると、やはり強い顔面松村北斗。光って見えます。
北斗「あの………？」
『……』
え、待って？
やばくない？本物だよね？え？本物だったらこれから一緒にすまなきゃいけないんだよ？
全国の北斗担当敵に回すよ？？
つかこれ、オタク隠さないといけない感じかな。バレたらそれ目当てって思われるよね？
なんてすっごい頭の回転が今までにないくらいの速度で回っている。
北斗「大丈夫？」
ふと気づくと、すんごい美貌！を集めたような顔が私の目の前にあった。
あ、命日。
なんて思いながら、腰が抜けるのをどうにか抑えて私は笑顔を作る。
『あ、はい……』
声を絞り出すように言うと、北斗は安堵したように笑った。
わあああ破壊力！！
ていうか、松村北斗でこんな美貌だよ？じゃあ自担を見たときは本物の命日じゃないのかな？
なんてアホな考えをしていたら、ガチャっとドアが開いた。
ジェシー「北斗ー！牛乳買ってき……え！？」
買い物袋に焦点を合わせていた赤髪の彼が、私の顔を凝視する。
…ジェシーじゃん。
待って、なに？すっごい心臓もたないんですけど……。
私はそんな気持ちがバレないようにそっぽを向いた。
.
06「お邪魔します、ただいま」→←04「明日の便、ということで」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1502人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽむりんこむ - たろたさん» ええええ！！主人公の誕生日が覚えれなさそうだから私と同じ誕生日にしたんですよ！！え！一緒なんですね嬉しい！！！！(すみません私みたいな奴と一緒なんて申し訳ない) (2020年4月15日 15時) (
レス) id: 3560dbd76f (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - 陽子さん» ありがとうございます（ ; ; ） (2020年4月6日 8時) (レス) id: 29c2150e0f (このIDを非表示/違反報告)
陽子(プロフ) - ぽむりんこむさん» もちろん愛読します！ (2020年4月5日 12時) (レス) id: b280303fe6 (このIDを非表示/違反報告)
たろた(プロフ) - 今日初めてこの作品を読んでみて、思わず一気読みさせて頂きました！！とても面白かったです〜。1つテンション上がったのが、主人公の誕生日設定が私とおんなじ日でびっくりしました笑、また更新楽しみにしています、お体に気をつけてください。 (2020年4月5日 12時) (レス) id: cd832b51dc (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - みくさん» ありがとうございます！亀更新ですが、皆様が楽しめるお話を書いていくので宜しくお願いします＼(^o^)／ (2020年4月5日 11時) (レス) id: 29c2150e0f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽむりんこむ | 作成日時：2019年10月11日 19時
