本日のお勧め ページ45
タンッ、と力強く机に置かれたお水。
「本日のお勧めは深煎りの泥水」
『深煎りってどういう意味ですか！』
「貴方本当に莫迦なの!?」
はいっと礼儀正しく手を上げて訊けば、真っ赤な顔で吐き捨てられた。そんな怒ってると老化しちゃうぜと云えば、腹にドストレートに拳が吸い込まれた。
『ごぅぐふっ』と奇声を上げて床に蹲る。彼女肉体面では非戦闘員のはずなのになー、私が弱いだけなのかな。ちょっと待って泣きそう。
「ええと……、久方振りだね。……元気？」
敦君の定例句のような台詞を聞いた途端──もう少し詳しく云えば、彼の��元気��という言葉を聞いた途端に彼女の表情が見るからに悪化した。敦君もそれは判ったらしく、体が硬直する。
そんな彼を見下ろし、ルーシーちゃんは睨むような目つき(実際睨んでいるのだろう)で「貴方、あたしが何故探偵社の一階にあるこの店に居るか判って？」と問いかけた。勿論彼は戸惑い、え、と間抜けな声を漏らす。
ルーシーちゃんは髪の毛をかきながら溜め息を吐いた。
「最低、これだから殿方って……」
『殿方の枠に入らない私は最低じゃないということかいルーシーちゃん!? マジで!? ありがと！』
「貴方は別枠よ！」
『えっ、それは私だけは特別っていう……!?』
「頭沸いてんじゃないの!?」
そろそろマジでキレそうなルーシーちゃんが居たので、私は早々に敦君の反対側に座っていた鏡花ちゃんの隣に座るとした。彼女は熱心に
……っあ"〜〜〜可愛すぎじゃない……！！？
悶える私を見て鏡花ちゃんはそっとメニューを先程の位置へ戻した。そんな処も可愛いよなぁ！と思いながら彼女の髪の毛をわしゃわしゃと撫でる。
何だか面白くなり、アホ毛をピーンと垂直に立てれば、ピシッと手を叩かれた。
アホ毛に。
『……えっ？』
待って鏡花ちゃん、君髪の毛操れんの？ ワン〇ースの世界の住人だったの？ と問えば、「お前何云ってるんだ」みたいな目で見られた。
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シュークリーム - 題名に釣られたポオ君推し系の人ですどうも()あの〜……、貴方は神ですか……？最高です！文才がないうちからしたらとても尊敬します！今後も頑張ってください！ (2023年5月4日 18時) (
レス) id: 8e2a6ae821 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界(プロフ) - ダリアさん» コメントありがとう御座います、嬉しいですね。時間は今は嫌という程あるので、お言葉に甘えさせて頂きます。 (2020年4月22日 9時) (レス) id: ad65672360 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界(プロフ) - 私は白夜の世界推し続けるさん» そうなんですか、大丈夫でしたか……？書き溜めている分はいつも通り投稿させて頂きますが、嬉しいお言葉ありがとう御座います！ (2020年4月22日 9時) (レス) id: ad65672360 (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - ストーカーですか…知らない人に訳わからないこと言われると「え？」ってなりますよね…こんな時期ですし、ゆっくり休んでください！小説の方も頑張ってください！ (2020年4月22日 9時) (レス) id: 6c92e05c62 (このIDを非表示/違反報告)
私は白夜の世界推し続ける - 大丈夫ですか!?ストーカー紛いのこと自分もされたことあるんですが、気持ち悪いですよね...今はゆっくり休んでくださいね！ (2020年4月21日 20時) (レス) id: 80e5573ebd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白夜の世界
| 作成日時：2019年10月5日 16時
