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何か書いてる間に変な感じになっちゃった。何か違う……! ページ35

私は彼を薄く睨み乍ら云った。耳痛ぇよ如何してくれんだオイ。



「……へぇ、凄いね」

『そりゃどーも』



私は素っ気なく返した。ゴーゴリ君の事は嫌いではないが、好きにもなれないのだ、何故か。



『女性をこんな処に拉致とは、気が利かないねえ』

「えー、でもそれドス君がやれって云ってたよ?」



ドストエフスキィィィ!!!!

私は頭を机にぶつけた。おい君の好感度ダダ下がりだよ。



「おや、本当にもう目覚めたのですか」



声が響いた。



「ドス君ドス君、この子凄いね! 一瞬で私の正体中てたよ!」

「……一瞬?」



おっまおまおま、何ドス君にその事云ってんだちょっマジでおい、いや待ってめっちゃドス君此方ガン見しとる!



「私は誰でしょうって云ったら、私の本名と死の家の鼠って事まで中てた! 凄いねこの子!」

「……ほう」



随分とお詳しい情報を持っているのですね、とドス君は云った。目ェ笑ってないので自然と此方が笑えてきちゃう。いやホント空気読めない人間で御免なさいね!

ドス君は室内を見渡し、それからぼそりと呟いた。



「……椅子がありません」



知らねえよ。



「ちょっと君、椅子貸してくれませんか?」

『ン? 御免ちょっと意味が判らないな? 私君の所為で縛られてるんだけど、あーゆーおーけー?』



ひええ本当何なんだドス君……漫画じゃ何も思わなかった、実際に遭うとオーラヤバいのね。

しゅん、となったドス君。アーッもう君何なんだよ!



『……ゴーゴリ君に出して貰えば?』



私は厭々そう云った。



「ふむ。出すとは?」

『は? いや、普通、に……』



云っている途中で気付いた。ゴーゴリ君とドストエフスキーの名前、そして所属に異能力まで知っている。

……ワァオ、吃驚する程凄い人間じゃーん! そんな奴一体何処に居んのー?

はっはっは、それは此処さ!


……ちょっちょ待って、いや笑えないワロエナイ。違うそうじゃない。いや待て、アレ私は何を。



「……君、僕の異能力まで知ってるんだね」

『はっ……はは……』



縛られてて良かった。脚がめっちゃ震えとるのを誤魔化せるわ。表情筋は引き攣った笑みで固定されていた。

というか一人称変わっとるぞー? うふふそれは私がヤバい奴だと認識したから?


………………あっ此れ終わったんじゃね?



「矢張り素晴らしいですね」



ドス君はニコリ、と微笑んだ。


ゾワッと、一瞬で全身に鳥肌が立つのを感じた。

ふわ〜、私のトコ台風直撃しました。怖かったっす。→←誘拐、ダメ、ゼッタイ



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作品ジャンル:アニメ
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柳月俐蓮(プロフ) - ジイドと織田作生きてる!最高!ありがとうございます! (2023年2月17日 12時) (レス) @page21 id: ad2e4ffd8d (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 笑いすぎて死ぬかと思いました!才能がすごいですΣ(゚Д゚)私も学生(中)です。頑張ってください! (2020年5月21日 1時) (レス) id: 64807526c9 (このIDを非表示/違反報告)
まりも - いつも楽しく見させていただいてます! これからも頑張ってください! (2020年5月15日 23時) (レス) id: a99910d722 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - 鏡の国のアリスさん» えっと、鏡の国のアリスさんの作品の方で、コメントさせて頂きます。これちょっと色々説明したいので……済みません。 (2019年9月24日 19時) (レス) id: d483191461 (このIDを非表示/違反報告)
鏡の国のアリス - すいません、これ母のケータイです。私、今情緒不安定で、、、すいません、宣伝、お願いしても、いいですか?勝手なのは承知なんですけど。お友だちにもなりたいです…!本っっ当に、すいません!でも、今けっこーヤバイんです。 (2019年9月24日 19時) (レス) id: d49f1732dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白夜の世界 | 作成日時:2019年6月15日 15時

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