タイトル付け忘れてました御免なさい!!! ページ33
NOside
フィッツジェラルドは部下から上がってきた報告書を興味深そうに眺めた。
その報告書には中島敦の過去、そして暁凪の過去が載っていた。
「……ふむ。幼少時から虎に変身していたのだな。院長は何の為に隠したのか」
独り言を呟き乍ら、次の資料──暁凪の報告書を読む。
そして最後の一文を読んだ時、フィッツジェラルドの顔付きが変わる。
「……成る程? 中々興味深いじゃないか、──
凪side
目が覚めた。醒めた。……どっちもほぼ意味変わんねえな!
何処だ、此処──って、太宰さんの部屋か。拉致られたんだっけ私。
『……何時だ、今』
カーテンの隙間から差し込む光はかなり強く、少なくとも朝の六時や七時でない事は判った。はいもうこの時点で遅刻と国木田さんに怒られる事確定ね、オワタ。
芋虫みたいに這いずり回り乍ら時計を探す。きったねえなオイ。
『あった………………ンッ??』
私は思わず二度見した。そしてカーテンの外を見て、下を見て、時計を見て、もう一度カーテンの外を見て、
『──午前十一時とか御免それ何の冗談ッ!?』
「遅い!」
『マジですいませんでしたァァァあああ!!』
スライディング土下座。元の世界で何十回と練習した綺麗なフォームを見せられて国木田さんはドン引きしていた。
「いや、違う冗談だ。お前の体調不良は太宰から聞いている、いや……済まなかった」
あっマジ冗談? 良かったぁ〜と脱力しそうになるのを踏み止まった。えっ太宰さんが?
『だ、太宰さんが何か云ってたんですか?』
「最近体調不良のようだから少し休ませてやれと……大丈夫なのか?」
国木田さんが私の額に手を中てる。大きくて、ちょっとひんやりした手だった。
それから手を戻し、腕を組む。
「熱はないようだが……何なら帰ってもいいぞ」
『いえ!是非仕事させて頂きます!』
「そうか、ならさっさとやれ」
『うっす!』
(暖かいな)
国木田はそっと自分の掌を撫でた。
誘拐、ダメ、ゼッタイ→←明日は実家に帰るので、一日更新できません……御免なさいm(_ _)m
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柳月俐蓮(プロフ) - ジイドと織田作生きてる!最高!ありがとうございます! (2023年2月17日 12時) (レス) @page21 id: ad2e4ffd8d (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 笑いすぎて死ぬかと思いました!才能がすごいですΣ(゚Д゚)私も学生(中)です。頑張ってください! (2020年5月21日 1時) (レス) id: 64807526c9 (このIDを非表示/違反報告)
まりも - いつも楽しく見させていただいてます! これからも頑張ってください! (2020年5月15日 23時) (レス) id: a99910d722 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - 鏡の国のアリスさん» えっと、鏡の国のアリスさんの作品の方で、コメントさせて頂きます。これちょっと色々説明したいので……済みません。 (2019年9月24日 19時) (レス) id: d483191461 (このIDを非表示/違反報告)
鏡の国のアリス - すいません、これ母のケータイです。私、今情緒不安定で、、、すいません、宣伝、お願いしても、いいですか?勝手なのは承知なんですけど。お友だちにもなりたいです…!本っっ当に、すいません!でも、今けっこーヤバイんです。 (2019年9月24日 19時) (レス) id: d49f1732dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白夜の世界 | 作成日時:2019年6月15日 15時