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ち ページ5
『 案外骨、ないのね 』
女の周りには
気絶した灰色のウチの生徒。
・・・あっという間だった。
僅か１０分もたたず、それも無傷で
「 こらぁ、たまげた 」
思わず相良と顔を見合わせる。
ああ、こいつ一戦やりたそうだな
と、その悪戯心の籠った且つ
真剣な目を見れば分かる。
まあ、いつものことだと言えばそれきりだが
『 で、頭はどっち？頭とやりたいんだけど 』
「 頭じゃねぇが、俺がやらせてもらうわ 」
『 うわ、いきなり攻撃するとか汚っ 』
そこからの戦いは凄いものだった。
相良は普通に戦うのでは
勝てないと判断したのか
卑怯な手を使うようになり
女が苦戦する。
しかし、誰が見ても女が優勢だった。
そして、試合の結果は・・・
『 はぁっ、汚いでばかり使うなんてなんて卑怯。女相手なのに 』
女だ。
「 お前、この辺のもんか？相良を倒せる女がいたとはな・・・ 」
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作者名：八重桜 | 作成日時：2018年12月21日 17時
