悪役令嬢は破滅エンドを認めない 〜転生したら神のせいで悪役令嬢になっていた。私はヒロインを所望したはず！〜

クリスマスは神々の誕生日ですの！2 ページ30

…なんか今までの説明してたら疲れた。



よっし、気を取り直してプレゼント選びだ！



ついでに、私のお付きには専属侍女キアーラが、お姉様には従者見習いのジェイソンと専属侍女のテイラーが付いてきております。



「お姉様、どこに行きますか？」



「そうねぇ、雑貨屋さんか洋服屋さん、小物店なんかも良いわね。」



「そうですね。…じゃあ、まずは雑貨屋さんから行きましょう！」



私とお姉様で簡単に行きたい場所を決め、キアーラを通じて御者さんに頼んでもらう。


ついでに、今回の御者さんは私がお礼を言って凍りついた例の御者さんだ。


馬車に乗るときに「先日はすみませんでした！」と凄い勢いで謝って来たので、取り敢えずニッコリ笑っていえいえ、と答えておいた。


そしたら、またもや数秒間凍り付いてしまっていたため、私の心がまた痛んだのだった…。


そんなこんなを考えていたら、馬車が緩やかに動きを止めた。


どうやら目的地『雑貨屋さん』についたらしい。


御者さんが扉を開けてくれた。今回もまずお姉様から馬車を下り、次に私も下りた。勿論、しっかりと「ありがとうございます！」と言ってね。早く御者さんが慣れてくれることを祈る。

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