悪役令嬢は破滅エンドを認めない 〜転生したら神のせいで悪役令嬢になっていた。私はヒロインを所望したはず！〜

「恋するオトメの魔法学園！」について〜10 ページ19

だから、


「お願い！このとうり！今度一緒にトランプするから！」



と、かなりごり押ししている。




「…本当に？」




ヴァンが上目遣いでこちらを見てくる。うわー可愛い天使。さっすが攻略対象だわ。って、いかんいかん。




「ええ、本当よ！なんなら一緒にピクニックにでも行くわ！どう…かしら？」


「ふふっ、約束だよ？姉さんに頼んであげる！」


「やったー！！」



ありがとう！とスゴい勢いでヴァンに抱きつく。



わっ、と言って顔を赤くするヴァンが可愛い天使この子はうちの子よ！



私は若干変態化している気がしないでもないが、無理ヴァン可愛い。



☆☆☆☆☆☆



かれこれ数日後ーー。



私は我が家の馬車に乗ってエマニュエル邸に向かっている。



私の隣にはお姉様。お姉様もケイトに会いたいらしく、私の付き添いという形で着いてくることになった。



「ねぇ、お姉様、エマニュエル邸に行くのなんて本当に久しぶりね！」



「そうね、私は貴女がわざわざ相手の家まで出向く事事態が久しぶりだと思うのだけど。」



「う。た、確かにそうね。今までは相手に用があればうちに呼びつけていたし…。」



「今までは？」



「ええ！私、これからは相手に用がある時もしっかりとこちらから出向く事にしましたの！」

悪役令嬢『エミール』の認識のされ方がクズな件→←「恋するオトメの魔法学園！」について〜9

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