[WT] 短･中編集 2

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na｢…全員集合してるじゃん！！｣

何故か全員連れて来た。4人は興味深そうに俺達を交互に見つめた。

kn｢へぇ…マジで入れ替わってるんだ。｣

br｢え、おもしろ〜。｣

kr｢正直お前ら似てるし違和感無くね？｣

sm｢少なくとも俺達には何も影響ないけど。｣

言いたい放題言いやがって…本気で困ってんのに。
なんて言って聞く奴らじゃない。

na｢良いから！！早く元に戻る方法探すんだよ！！｣

渋々、と言った様子でそれぞれが調べ物を始めた。
簡単に見つかるだろ、なんて高をくくって。

と言っても、やはり中々見つかるものでは無いらしく30分ほど画面に張り付いては収穫も得られずに皆の元へ帰る。

na｢…見つかんね〜…｣

sh｢Nakamu、もしこのまま戻れなかったらどうする…？｣

na｢ほんとだよ、俺一生シャケじゃん…｣

はぁぁ、とため息つく俺の元へ楽しそうに跳ねる声。

br｢それはそれで面白くな〜い？ワイテルズの中のPSランキング大変動じゃん。｣

na｢面白くない。こっちの身にもなってみろっての…｣

ぶつくさと文句を言っていると、隣の部屋からきんときの呼ぶ声がした。

kn｢Nakamu、見つけた！！これじゃない？｣

na｢マジ！？きんとき有能かよ！！｣

ぱっと飛び出してはきんときの元へ。彼の見せた画面には、確かに戻る方法らしきものが書いてあった。

解呪の方法だとか、呪いについてとかめちゃくちゃ胡散臭いサイトだったけど。

肝心な解呪の方法は………。

sh｢御伽噺みたいだな、誰得の。｣

na｢うげ、自分とやりたくないことナンバーワンじゃん…｣

相手、もとい自分とのキスだなんて。

na｢これがシャケ本体とならなぁ…｣

別に、シャケなら。なんて。男にしては可愛い方の顔はしてるわけだし。

そんな俺の発言に、皆が驚いたような声を上げる。

kr｢…え、なかむ、え？｣

はっとしては、自分の発言のヤバさに気付く。

na｢いや、自分とやるよりは！！って話！！｣

慌てて言い訳をするが、一部は少しニヤついている。
当のシャケはと言うと＿＿

sh｢…まぁ別に俺もNakamuなら…｣

と 少し照れたような顔で言う。

そんな反応をするものだから、周りは余計にニヤニヤと。
自分の顔だから可愛いなんて1ミリも思わないが、彼が言ったことを想像すればそれは簡単に可愛いに変身する。

どうやら覚悟を決めるしかないらしい。

na｢はぁ、もうさぁ…さっさと済ませよう、シャケ。｣

ぐっと彼を引き寄せ、小さなリップ音立てては一瞬唇を重ねた。

smkn(リク)※→←[nash]

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