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否定しません 6「孫兵視点」 ページ6
僕はどうしてみんなが虫を嫌うのかが理解できない
一応忍術で虫や獣を使用する術がある
僕はそれに秀でていると先生方に評価してもらえている
僕にとってそんなのは些細な事なのだけど。
今日、乱太郎ときり丸としんべヱに偶然会った
正直早く森に行きたかったからいつも通りの僕を演じて「散歩をしに行く」と伝えそそくさと森に向かった
嘘だ
本当は先日亡くなったペットの供養をしに行く
森の奥に行くと、小さな小さな小山が多々あった
これ全てが僕の愛するペットたちの末路だと思うと、自然と胸が苦しくなる
孫兵「…うっ…ぐずっ…」
以前は学園内に墓を作っていたけど
そこで泣く僕をみんな君悪がったりした
誰にどんな風に思われても僕は別に気にしない
だけど、一人の生徒がポツリと言った言葉が、今も忘れられない
『虫なんか気持ち悪いだけだろ』
その日から僕は墓を森の奥に置くようにした
だって、その生徒がそう言った次の日、墓が荒らされていたんだ
その子たちが可哀想で可哀想で可哀想で可哀想で!!!
その日は一晩中泣いた
どうしてそんな事ができるのか理解できない
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作成日時:2017年8月28日 12時