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理解できない 4 ページ4

私は、居た堪れなくなり、保健室に向かう


障子を開けようと手をかけると


竹谷「じゃあ、お大事にな」


と、私が開ける前に竹谷先輩が障子を開けた



A「あ、竹谷先輩。先程はつい突っ走ってしまって、すみませんでした。」


竹谷「いや。俺もすまなかった。別にAを戦力外にしていた訳じゃなくてな…」


A「いいんですよ。私を心配してのことだったのでしょう?なら、いいです」



竹谷先輩は責任感が強くてその上優しい人だ
苦労人とも言える




竹谷「なぁ、A。少し話せるか?」


A「えぇ。大丈夫ですよ」


私が返事をすると竹谷先輩は「ついてきてくれ」と言い校庭へ歩いていった
竹谷先輩の後に続き、適当に座れそうな岩の上に座る



A「話ってなんでしょうか?」


竹谷「孫兵のことなんだが…」


A「孫兵のこと…?」


竹谷「あぁ…その、Aは孫兵のことどう思う?」


A「なんでそんな回りくどい聞き方するんですか。」


竹谷「うっ…なら、単刀直入に言う。Aは孫兵の事が好きか?」



・・・・?


好きって、そういう意味でってこと?


A「わかりません。というか、私は孫兵の事を理解できるのかすらわからないので」


竹谷「そうか…なぁ、A」


A「はい?」


竹谷「孫兵の事、否定しないでやってくれ」


A「え?」


竹谷「孫兵は時々ズレてるけど、傷付きやすいんだ」


A「…大丈夫ですよ。私は孫兵の事、否定しようなんてこれっぽっちも思ってませんから」


竹谷「…あぁ」



竹谷先輩は、孫兵の事を理解できるのかな

否定しません 5→←理解できない 3



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作成日時:2017年8月28日 12時

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