過去I ページ13
________ポツリ…ポツリ…
外ではザーザーと雨が降っている
僕は水滴が落ちるのをなんとなくボーッと見続けていた
A「まごへー!」
孫兵「あ、A」
びちゃびちゃと遠慮なく水たまりを走り抜け
傘を持ちながら走ってきたのはAだった
少しだけ、髪が濡れてしまっている
A「まごへーはこんな所で何してるの?まごへーの家はもっと遠いでしょ?」
孫兵「ほら、この雨だろう?なかなか帰れないんだ」
A「ふーん…じゃあ、まごへーが寂しくならないように一緒にいてあげる!」
孫兵「…ありがとう」
ポツリ、ポツリの雨が滴る
Aは僕といて何が楽しいんだろう
ずっと笑っている気がする
A「あ!そういえば、前に森で拾った毒蛇、怪我はよくなったの?」
孫兵「うん。だいぶ良くなったよ。だけど、みんなにバレちゃうといけないから、まだお外には出してあげられないんだ」
A「そーだね。ここの人たち、みんな毒蛇とか毒虫嫌いだもんね」
孫兵「あんなに可愛いのに。嫌う意味がわからない」
A「アハハッ、そーだね!」
僕の話を聞くとみんな僕を君悪がった
だが、別に乱暴されてるとか暴言を吐かれたりとかはない
『触らぬ神に祟りなし』
いつだか、大人の男の人が言ってた言葉
終わり←否定しません12
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作成日時:2017年8月28日 12時