37話 人に売られる恐怖 ページ41
マルコside
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暗く狭い檻の中でリビィと2人、手を繋いで座っていると突如ブザーの大きな音が舞台裏に響いた
ブーーｰｰｰｰｰｯ！！
オークション開始の合図だ
その音に奴 隷達が驚きガタガタと震え出し響めきがそこらで聞こえ出した
「始まってしまった...」
「もうやだ もうやだ もうやだ もうやだ...！」
「ああああぁぁぁ......」
「お母さん...お父さん...怖いよ...」
そんな声がちらほらと、周りを見渡せば小さく縮こまり頭を抱えブツブツ言い出す者、手錠をジャラジャラと音を鳴らしながら頭を掻きむしり今にも発狂しそうな者、反対に檻の端っこに寄って小さく嗚咽を漏らしながら泣いて震えてる者たちが居た
そんな声たちを聞いているとどうにも体が震えてしまい無意識にリビィの手を離して両手で耳を塞いだ
リ「...」
耳を塞いで小さく震えるおれにリビィはそっと弱々しく抱きしめてくれた 安心させてくれるかのようにリビィは小さくおれにだけ聞こえるよう歌を歌ってくれた いつも歌ってくれる歌詞の無い歌だ
「うるさいぞ！貴様ら！！！奴 隷分際で誰が喋っていいと言った！！」
その時、舞台裏に怒号と足で鉄格子を思いっきり蹴る音が響く 監視の商人だ その怒号に皆がビクッとして一瞬で静かになった
「それでいいんだ」
商人の男が嫌らしい笑みでニヤリと笑う
「よし そろそろ24番のヤツを出せ」
怒号を上げてきた商人とは別の商人が監視の商人に命令を出す
「了解」
その瞬間、丁度前方の檻からひいっ！と男の大きな声が聞こえた 商人が鍵をポケットから取り出し檻の扉をガチャンと大きな音を立てて開ける
「やめてくれ...やめてくれ....嫌だ嫌だ嫌だ！！！！」
商人が男の人に近づく度に足をバタバタとさせ、後ろに下がろうとする その度に足枷がガチャガチャと音が鳴る
「うるせぇ！！！」
無駄な抵抗をする男にイラッとしたのか商人が男の人にバチンッと思いっきりビンタをした
ビンタをされた男の人は抵抗をやめ呆然としている
その間に商人は男の人に特殊な首輪に替えてそのままずりずりと引きずっていく
おれはそんな引きずられていく男の人と目が合った....薄ら笑を浮かべ、目に光は無くもう何も言わなかった
落札された時の聞き慣れた木槌の音がする
さっきの男の人は売られてしまったのだろう
こわい...こわい...！はやくたすけて...
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ニコニ娘(プロフ) - 明石蓮さん» コメントありがとうございます！好きと言って貰えて嬉しいです！ 言葉選びが下手なんで所々おかしい所がありますがこれかも見て頂ければなお嬉しいです！更新頑張ります！ (2020年11月26日 19時) (
レス) id: 155022e5bf (このIDを非表示/違反報告)
明石蓮(プロフ) - 初見失礼します。この作品好きです！更新頑張ってください！ (2020年11月26日 17時) (レス) id: 47f87a13db (このIDを非表示/違反報告)
ニコニ娘(プロフ) - Vlllalさん» コメントありがとうございます！可愛いショタマルコの話はしばらく続きますよ！ (2020年11月14日 6時) (レス) id: 155022e5bf (このIDを非表示/違反報告)
ニコニ娘(プロフ) - 凛月さん» コメントありがとうございます！続きが気になるだなんて照れる！めっちゃ更新遅いですが頑張って書いていきます！ (2020年11月14日 6時) (レス) id: 155022e5bf (このIDを非表示/違反報告)
Vlllal - マルコ天使かな？(洗脳)更新頑張ってください！ (2020年11月11日 22時) (レス) id: f04ae3ef47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニコメ | 作成日時：2018年3月10日 13時
