30話 悲痛 ページ34
まさかマルコがいるとは...視線をマルコから檻の奥へ視線を向けると痩せこけた子供が2・3人いるようだ 子供たちは此方を見ているようだがその目は生気が失われ、まるで人形のようだ。
貴「...」
現状から見るにこの子たちは...奴、隷なのだろう と、不意にマルコがウチの手を弱々しく握ってきた。
マ「おねがい...まるたちに...ごはん...ください...おねがいします...」
一つ一つの言葉を一生懸命に話してお願いをしてきた 呆気に取られているとマルコはゆっくりと土下座の体制をとった 前を向いていたから分からなかったがマルコの背中には鞭で叩かれたような跡がいくつもあった。
こんな小さな子が懇願してきている姿は何とも居た堪れなかった ウチはマルコの頭を撫でようとしたが
それをエドが止めに入った。
貴｢え、なに？｣
エ「待て」
驚いてエドのほうを向くとエドは無言でこの派手な建物の入り口のほうを指さしてきた 。
そこには少し派手な格好をしたここの従業員らしき人たちが小さい紙を見ながらウチらを見てヒソヒソと話している。
エ「まずいな...一旦離れるぞ」
貴「え、ちょ」
マ｢あ...｣
エドはウチの腕を掴んでグイグイと足早にその見世物小屋から離される 。
半ば強引に連れていかれながらマルコの方へ顔を向けるとマルコは半開きの口で''行かないで''と言わんばかりに悲しそうな顔をしてウチらをじっと見つめていた。
白｢ここまでこれば大丈夫だな｣
掴まれていた腕が解放された 腕が少し赤くなっている
貴｢ちょ なんなんだ 急に｣
白｢あいつら俺の手配書を持ってやがった｣
貴｢え｣
手配書...あれ手配書だったのか...
白｢多分だがお前の事は怪しまれてはいないだろう...｣
エドは考える素振りをする。
白｢奴、隷売りの奴等がいる以上念の為注意しとけ お前見た目弱っちいんだからよ｣
最後の余計な一言を言うとグララララ！と大きな声で周りを気にせず笑った...いや、笑いやがった
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ニコニ娘(プロフ) - 明石蓮さん» コメントありがとうございます！好きと言って貰えて嬉しいです！ 言葉選びが下手なんで所々おかしい所がありますがこれかも見て頂ければなお嬉しいです！更新頑張ります！ (2020年11月26日 19時) (
レス) id: 155022e5bf (このIDを非表示/違反報告)
明石蓮(プロフ) - 初見失礼します。この作品好きです！更新頑張ってください！ (2020年11月26日 17時) (レス) id: 47f87a13db (このIDを非表示/違反報告)
ニコニ娘(プロフ) - Vlllalさん» コメントありがとうございます！可愛いショタマルコの話はしばらく続きますよ！ (2020年11月14日 6時) (レス) id: 155022e5bf (このIDを非表示/違反報告)
ニコニ娘(プロフ) - 凛月さん» コメントありがとうございます！続きが気になるだなんて照れる！めっちゃ更新遅いですが頑張って書いていきます！ (2020年11月14日 6時) (レス) id: 155022e5bf (このIDを非表示/違反報告)
Vlllal - マルコ天使かな？(洗脳)更新頑張ってください！ (2020年11月11日 22時) (レス) id: f04ae3ef47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニコメ | 作成日時：2018年3月10日 13時
