プロローグ1 ページ1
��明日が来る保証はない。だから1日、1日を大切にしなさい"
それが母の口癖だった。
ウチはその小言のように言ってくる母の口癖を、いつも聞き流していた。何時だって誰にだって"明日は来る"。だって今の日本は平和なのだから。そう思っていた。
だけどそんな思い上がりはある日、打ち砕かれた。
今日も、いつもと変わらない。そうだ、変わらない筈だった。
兄がしつこく山登りに誘ってくるから、暇つぶしに乗ってあげた。季節的にはあまり良くなかったが、天気予報を見たら一日中、晴れって書いてあったから大丈夫だと思っていた。
頂上に登って、その帰り 天気が急に変わった。数分は雪だったが、猛吹雪に変わったのだ。
猛吹雪の中、ウチらは、足元に気を付けながら歩いていた。
だが、雪に埋もれ、隠れていた石にウチが躓いてしまい、足を痛めてしまった。
貴「いった...」
兄「大丈夫か？ 支えてやるから...行こう。」
兄に支えられ、歩くこと5分、いや、10分は経っていたかもしれない。視界が悪くてよく見えないが、前方に家らしきモノが見えた。
兄「よかった...あそこで少し休もう」
貴「うん...」
足を痛めながら、一歩一歩と踏みしめ、ようやく小屋の前にたどり着いた。外装は少し古めではあったが、休むくらいはできそうだ。
扉に手をかける。━━━━すんなりと開いた。
中へ入ってみると少し、埃っぽく、少し咳き込んでしまった。だが、外と比べたら気温は、そこまで寒くはなかった。
荷物を置いて、ウチはベッド。兄は床へ腰掛けた。
座った瞬間。眠気が襲ってきた。兄もそうらしい。ウチらは疲れと共に、そのまま眠りについた。
目が覚めた。疲れてそのまま寝てしまったからどのくらいの時間経ったのか分からないが、日は...経ったのだろうか。兄が窓の外を見ながら心配そうに眉を顰めていた。
兄「うーん...中々収まらないな...」
貴「...」
兄が窓から目を離し、ウチの足をを心配そうに見ながら話しかけてきた。
兄「菫 足どうだ？」
貴「...昨日よりは痛くないよ」
兄「そかそか そりゃ良かった」
ウンウンと頷くと、安心したかのように溜息を付き、また窓へ向き直った。
兄「それにしても...すごい猛吹雪だな..,」
山小屋の扉や、窓は吹雪のせいでガタガタと音を、鳴らしている。
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ニコニ娘(プロフ) - 明石蓮さん» コメントありがとうございます！好きと言って貰えて嬉しいです！ 言葉選びが下手なんで所々おかしい所がありますがこれかも見て頂ければなお嬉しいです！更新頑張ります！ (2020年11月26日 19時) (
レス) id: 155022e5bf (このIDを非表示/違反報告)
明石蓮(プロフ) - 初見失礼します。この作品好きです！更新頑張ってください！ (2020年11月26日 17時) (レス) id: 47f87a13db (このIDを非表示/違反報告)
ニコニ娘(プロフ) - Vlllalさん» コメントありがとうございます！可愛いショタマルコの話はしばらく続きますよ！ (2020年11月14日 6時) (レス) id: 155022e5bf (このIDを非表示/違反報告)
ニコニ娘(プロフ) - 凛月さん» コメントありがとうございます！続きが気になるだなんて照れる！めっちゃ更新遅いですが頑張って書いていきます！ (2020年11月14日 6時) (レス) id: 155022e5bf (このIDを非表示/違反報告)
Vlllal - マルコ天使かな？(洗脳)更新頑張ってください！ (2020年11月11日 22時) (レス) id: f04ae3ef47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニコメ | 作成日時：2018年3月10日 13時
