キョウダイアイ【N.K】 (ページ3)

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数日たったある日、私と母は近くのファミレスに向かった。

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今日は、未来のお父さんになるかも知れない方に会う。

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行ってみると、猫背気味のかわいらしい中学生の男の子がいた。

「ねえ、お母さん、私相手の方に子供いるなんて聞いてないよ」

「あら？そうだったっけ？相手の方中学生のお子さんがいらっしゃるのよ」

なんて、とぼけた母親だけど

"義理の弟"考えたことなかったな･･･。

そもそも、私に"キョウダイ"という言葉は

遠くかけ離れた言葉だと思っていたから、

余計なのかもしれない。

「お待たせしました。和也くんもこんにちは。お久しぶりね。」

母親が声をかけた。

男の子の名前は和也くんか･･･

お久しぶりってことは男の子にあったことあるのか･･･

なんてこと考えてたら母親が耳元で

Aも自己紹介しなさいって言われるから

「はじめまして、(名字)Aといいます。よろしくお願いします。」

って挨拶したら、向こうのお父さんも男の子もふわって笑ってくれて

心がなんだか温かくなった。

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