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「ね、カズ」
和「ん？」
「この関係って禁断だよね。笑」
和「だね。俺らいけないんだってよ。笑」
カズとなら地獄の底にでもついて行く。
どこだってついて行く。
この先何があろうとどんなに高い壁でも乗り越えて行ける。
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和「ねーちゃん。」
「ん？」
和「きちんとさ、とーちゃんとかーちゃんに言わなきゃな。」
「うん」
和「その前にねーちゃん食わなきゃ。」
「え…？」
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天使のはずなのにコイツは真顔でこんなこと言うのか…。
でも、そうだよね、カズも男だし。
それなりに経験してるんだよね。
なんだかモヤモヤする。カズは私のものなのに。
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和「ねーちゃん。」
「ん？」
和「俺が誰かのもんならねーちゃんのもんだよ。」
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そういってまた、カズは私にキスをした。
やっぱり、カズは私のことなんて、なんでもお見通しなんだね。笑
カズには一生敵わないな。
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和「…ねーちゃん、俺待てないよ。」
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え、と思ったら今度はチュッ…。チュッ…。と何度も軽いキスを繰り返す。
それは、まるで、私の存在を確認するように。
そして、深く深く…。
私が離れないようにとカズは私の後頭部に手を回す。
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私達は、そのまま幸せの波に飲み込まれるかのように長い長い夜の谷へと落ちていった。
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