ローズハート家・次男【ツイステ】

えっと…12 ページ12

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〜エースｓｉｄｅ〜



『あ〜…ホンっト最悪……』



寮に戻ってきた俺は、そう嘆きながら共同キッチンへと向かった。



Aとはぐれたあとすぐにあのタヌキに見つかって、あげくの果てにはあの真面目くんのせいでシャンデリアぶっ壊れるし…



A置いたまま来ちゃったじゃん……



最悪すぎだわ。Aに謝ろ。



キッチンの冷蔵庫を開ければ、たくさんのタルト。うっわ、うまそ。一切れぐらい、いいよな。



俺は、何も知らずに一切れかじった。

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〜Aｓｉｄｅ〜



クルー「生徒のメンタルケアも仕事の内だ。また来い仔犬。」



そう言ってクルーウェル先生は僕のマジカルペンを確認した。ブロットの溜まり具合を見たらしいが、僕はユニーク魔法を一回しか使っていなかったためそんなにくすんではいなかった。



そのためすぐに開放されて、部活希望の紙を戻ってきた担任に提出して寮に戻った。



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「首をはねろ(オフ・ウィズ・ユアヘッド)！！」



『へぇ！？』



夜、突然兄のユニーク魔法が聞こえ、肩を跳ねさせる。



エースは隣のベッドにいないし、まだ制服すらハンガーに掛かっていない。



帰ってきてない…？



そう思っていたら、ドアがバンッと開いて、大きめな首輪をしたエース。



エースは苛立っているようで、消していた部屋の電気をつけて、ベッドの上に放って置いてあった寝間着を掴んで、スクールバックに入れた。そして再び電気を消す。



またもやバンッとドアを閉めて出ていった。



えぇ…あの苛立ち、僕がユニーク魔法で貰っちゃおうかな…なんかエース、怖いし…



そう思いながらも眠気に勝てずに寝落ちした。



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＿＿＿＿＿後日



『いないな……』



朝、いつも通りに起きるも、隣にエースはいなかった。仕方なく着替えて簡単に朝御飯を済ませ、寮を出る。



エース……どこいったのかな……



しばらく歩くと、僕と同じ一年生であろう三人と入学式で問題起こした猫……ってか、



『エース！』



エース「ん？あ！Aじゃん！昨日はマジでごめん！」



『い、いよ…エース、昨日怒ってた…？』



デュース「あぁ、それはこの首輪のせいだろう。そうだろ、エース。」



グリム「コイツ、寮長のタルト盗み食いしてこんな首輪付けられたんだゾ！だっせーんだゾ！」



「こら！！グリム！！お前さ、煽らないでくれる！？問題になったら俺が怒られんだかんな！！お前がどうなろうと知ったこっちゃねぇけど、俺に迷惑かけんのはマジでやめろ！！」



誰、？

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