『球技大会ツラタン』茅「頑張ろうよ！」 ページ8
杉「やっと梅雨明けだ〜。
アウトドアの季節ですな。
どっか外で遊ばねー？」
渚「うん。何しよっか」
後ろから渚くん達の声が聴こえた。
業「『じゃあ釣りとかどう？』」
渚「あっリアさんとルイさん！
おはよう！」
業「おはよー」
『おはよう。なんか楽しそうな話
してんじゃん』
ルイ「おはよっ！処刑の話？」
フュンフ、ここでその話はない。
渚「で、今だと何が釣れるの？」
『夏場はヤンキーが旬なんだよね』
業「渚くんをエサにカツアゲを釣って
逆にお金を巻き上げよう！」
渚「……ヤンキーに旬とかあるんだ」
ルイ「へぇ〜。楽しそう！」
フュンフがヤンキー釣りに興味を示してる！
よし、処刑人が二人いれば
皆お金出すでしょ。←
さっきからグラウンドが騒がしい。
グラウンドでは野球部が練習をしていた。
進「ん？なんだ、杉野じゃないか。
久しぶりだな」
この人はたしか進藤くん…だっけ？
杉「……おう」
「おおー、杉野。たまには顔出せよ〜」
杉「はは、ちょっとバツが悪りーよ」
いい雰囲気なんだろうか。
ルイ「ねぇ、あの人誰？」
『野球部のボスだよ』
ルイ「ふーん」
「来週の球技大会、投げるんだろ？」
杉「お？そーいや決まってないけど
投げたいな」
「楽しみにしてるぜ」
この会話に私はずっと微笑んでいた。
このときまでは。
「しかしいいよな、杉野は」
「E組だから毎日遊んでられるんだろ？」
「俺等、勉強も部活もやんなきゃだから
ヘトヘトでさ」
好きに言わせておけば、と内心腹を立てた。
進「進学校での部活との両立。
選ばれた人間じゃないなら
しなくて良い事なんだ」
業「へーえ、すごいね。
まるで自分等が選ばれた人間みたいじゃん」
進「うん。そうだよ。気に入」
フェンスを蹴る音でその場の全員が黙った。
その沈黙をリアが怒鳴り声で破る。
『黙って好きに言わせておけば……
何だよその言い方！
E組だから選ばれてない人間？
ふざけんな！逆にあんた等の方が
努力もしないでのうのうと過ごせる怠け者
なんじゃないの!?皆は必死に努力して
少しでもここより良い高校に入ろうと
してんのにさ。
その腹立つ顔、やめてくんない？
マジで殺したくなるから』
ああ。ついにやっちゃった。
業「リア？素の方になってない？」
進「ヒィッ！副会長！すみません！」
強く言われて謝るくらいなら
言わなきゃ良いだけじゃん。
『何なの!?あいつ！』業「あはは。」杉「ありがとな。」『腹立ってただけだし。』→←32話
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漆零(プロフ) - 由咲さん» ありがとうございます！感謝です！こんなよくわかんない小説ですが頑張ります！ (2016年10月30日 22時) (
レス) id: d6cfda8872 (このIDを非表示/違反報告)
由咲 - とっても面白かったです! 一回読んだだけでファンになりました!続きが気になります!! (2016年10月30日 21時) (レス) id: 5d653621bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：漆零 | 作者ホームページ：後日専用ホムペを作成予定
作成日時：2016年10月19日 15時
