57話 ページ34
渚「手伝う？どうやって？」
相手は処刑人と知名度の高い罪人ばかり。
そいつらを殺すなんてこの子達には
いくら何でも無理だろう。
でも、私たちが戦っている間に
ツヴァイの屋敷でズィーベンを探して
もらったらどうだろう？
処刑人は全員戦いの方に集中できるし
同時にズィーベンも助かる。
良い方法じゃん！
ｴﾙﾌ「どうだろう？やってみない？」
業「俺はリアを助けられるなら行く」
渚「僕も行く！」
茅「私もリアちゃん助けたい！！」
磯「よし、じゃあ手伝おうか！
ルイ、良いよな？」
こんなに頼もしい仲間がいたなんて、
今まで気づかなかったよ。
ルイ「うん。皆でズィーベン……
リアを助けよう！」
ｴﾙﾌ「じゃあ、僕はもう行くね！
僕の名前はエルフ。フュンフ、また動きが
あれば連絡ちょうだいね！決行は明後日！
僕らも全力で戦うから皆もお願いねー！」
エルフはそういうと走って帰ってしまった。
片「殺せんせーは知ってるの？このこと」
ルイ「知らないと思う。
ズィーベンは休むってことしか
伝えてないから」
前「俺らだけでやっていこーじゃん。
ルイだっているんだし」
磯「お前はそれで良いか？」
ルイ「皆がそれで良いなら良いよ。
私が案内してあげる」
磯「明日は作戦会議するからな」
そのあと皆は帰っていった。
私は磯貝くんに一応アンドロマリウスのことを色々と話しておいた。
私よりズィーベンの方が詳しいんだけど、
話せることは全部話したつもりだ。
説明がうまくない私だけど、
それでも磯貝くんは熱心に聞いてくれて
しっかりと理解してくれた。
磯「わかった。ありがとな。明後日は
何て呼べば良い？組織のなかだと
名前は呼ばれないだろ？」
ルイ「じゃあ、処刑人番号の
フュンフって呼んで。いつもズィーベンに
そう呼ばれてるから」
磯「フュンフな！って発音しづらいな」
ルイ「ドイツ語だからね。
番号で"伍"っていう意味なんだよー」
磯「へー。なんか普通の名前みたいだな。リアもそうなのか？」
ルイ「うん。ズィーベンは"漆"だよ！」
磯「また、いろんなこと教えてくれよな。
今日はもう遅いから送ってくぞ？」
外を見ると日が沈みかけていた。
綺麗な夕焼けだった。
ルイ「じゃあ、お願いしようかな」
それから笑いながら帰った。
楽しかったな。
……早くズィーベンを取り戻さなきゃ。
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ラッキーアイテム
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漆零(プロフ) - 由咲さん» ありがとうございます！感謝です！こんなよくわかんない小説ですが頑張ります！ (2016年10月30日 22時) (
レス) id: d6cfda8872 (このIDを非表示/違反報告)
由咲 - とっても面白かったです! 一回読んだだけでファンになりました!続きが気になります!! (2016年10月30日 21時) (レス) id: 5d653621bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：漆零 | 作者ホームページ：後日専用ホムペを作成予定
作成日時：2016年10月19日 15時
