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ニセモノが7人 ページ8
朝、学校に行くと
深夜に届いたメールの話で
盛り上がっていた。
「ゲームマスターとか笑えるんだけど」
「クラスの中にニセモノが居るって本当かな」
「私、指名されてるんだけど……
どうすればいいの」
このメールをいたずらだと思っているやつ、
本物だと疑っているやつ様々だ。
俺はいたずらだと思ってるけどな。
「あ、翔〜。メール見ただろ？」
「類か。見たけど何？」
「なんだよその反応〜」
面白そうに笑う中条類。
こんなでも一応俺の親友だったりする。
「志乃ちゃん、こんなの気にしなくても
大丈夫だよ」
「うん……」
俺たちの席の近くではAが
志乃を慰めていた。
どうやら彼女は本物だと思っているようだ。
「お前らー席につけよなー」
山岸先生が教室に入ってきた。
自然とメールの話もなかった事のように
された。
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作者名：漆零 | 作者ホームページ：後日専用ホムペを作成予定
作成日時：2017年12月28日 0時
