不死の元遊女、見習い審神者です (ページ7)

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6話審神者になるからにはページ7

２日後……

「沖田さんお迎えに上がりました。
詳しいことは車の中でお話しますので
どうぞお乗りください。
……____素敵な刀をお持ちですね」

「ありがとうございます」

青葉さんが理解のある人で良かった。
きっとほかの人だったら、
「向かう先の刀剣男士たちと
相性が合わない可能性があるので
持っていくのは禁止です｣
とか言われそうだし。

黒いスーツをきっちり着こなした
青葉が車まで彼女を誘導してくれる。

なかなかにいい車だなと彼女は内心思った。

よくテレビで見る海外セレブが
乗ってる感じの黒塗りの高級車。

「それでは本丸に向かいます。
……そうだ、刀剣男士にくれぐれも
真名は教えてはなりませんよ」

「教える機会もないと思いますけど…」

苦笑混じりに深雪はそう呟いた。
その言葉が聞こえたのか青葉は
丁寧に説明をしてくれる。

「まぁ、あなたのような方はそうですね。
一応警告ということで。
彼らは神なので、真名と顔が一致すれば
簡単に「神隠し」ということができます」

「そうですね、そして現世に帰ってくることは
ほぼ不可能」

こんのすけという管狐に気をつけなさいませと言われた。狐も喋るのか……