検索窓
今日:9 hit、昨日:20 hit、合計:314,937 hit

41話 手持ち無沙汰 ページ42

「これから、何をしましょうか……」


朝餉を食べ終えたAは、これからの予定に頭を悩ませていた。刀達からは手入れのお願いはされていない。
だから、自分から赴くのはお節介だと思い、身が引ける。


部屋で足りないものは特にはない。
けど、着物が少し足りない。


「着物屋くらい街に出ればありますよね……」


山本寺を懐に入れて、赤色の羽織に袖を通して部屋を出た。


「おっと、Aどこかでかけるのか?」


部屋を出た矢先、声をかけたのは内番姿の薬研だった。ポケットに手を突っ込み、何やら小難しそうな本を手にしていた。


「ちょっと着物屋に……薬研どこかいいお店知りませんか?」


「んー、そういうのは俺より清光の方が詳しいと思うぜ?……けどまぁ、出陣もなくて暇してっからな俺っちもAに付き合う」


「ありがとうございます」


来たばかりで土地勘がないAにとって、付き添いがいるのはとてもありがたい。

薬研は1度着替えてくる、と自分の部屋に戻って行った。


この時代の街とはどうなっているのだろうか。

2205年ということで近未来化が進んでいるのだろうか。それとも本丸があることによって、昔にタイムスリップしたかのような街並みなのか。


Aはまだ見ぬ街に期待を抱いた。


「あれ、Aさんどこかに出かけるのかい?」

42話 おつかいと儚い女→←40話 朝はみんなで食べたいね


おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!

ラッキー刀剣男士

同田貫正国


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (67 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
207人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:泡沫 ヒナ | 作者ホームページ:後日専用ホムペを作成予定  
作成日時:2018年7月29日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。