今日の空に照らされて

3" 毎朝の習慣 ページ3

side 岸

｢ふわぁ、おはよう｣


誰かに言うわけじゃないけど1人で呟いてベッドから起き上がる


大体俺が一番乗りでリビングに入るから

カーテンを開けて日光を浴びる

この時間がめっちゃ気持ちいいんだよ！体がシャキッとするし！



このシェアハウス、２階建ての一軒家なんだけど

1階はリビングやキッチン、お風呂などの共同設備に
扉で仕切られたちょっとしたお部屋があるんだよ！

ほぼ神宮寺のためになるとは思うけど、
リビングのすぐ隣だから様子が見やすいし

俺感動しちゃった！！！(笑)

2階は各個人の部屋とトイレ、ベランダがあるくらいなんだけどそれで十分だし、

いろいろな局の仕事にも
神宮寺かかりつけの病院にも行きやすい
ちょうどいい場所にあって、

本当にここでみんなと暮らせるのが嬉しいしなにより毎日楽しすぎる！



もちろん朝ごはん作りは俺がすることが多いかな

好きなものを作れるからむしろ嬉しいけどね(笑)

今日はご飯と豆腐のお味噌汁と卵焼きにしようかな、シンプルな和食が食べたい気分。


その内、いわげんが起きてくるはずだから手伝ってもらってる。

その後、廉と海人が2人仲良く下りてくるまでが毎日のワンセット。



そして、ここからが大切なところ。



気にするのは神宮寺が起きてくる時間。



紫耀は大体1番最後だからいいとして、、


体調がよければ、朝ごはんができる前、
廉と海人の少し後に起きてくるはずなんだけど、、


海｢じん、今日ちょっと遅いね…｣

｢ご飯作り終わったし、俺見てくるからテーブルに運んでおいて｣

玄｢岸くん、俺も行く｣


朝ごはんを運ぶのは廉と海人に任せて、

玄樹と神宮寺の部屋に行く

ノックをして扉を開ける


｢神宮寺、入るよ？もう起きてる？｣

神｢う……ぅ…？き……しく……？｣

玄｢神宮寺、大丈夫？調子悪いでしょ？｣

神｢んーん…大丈夫……｣


これは確実に調子悪いね、、


あんなうるっうるの目とピンク色のほっぺ見せながら言われても説得力ないです、、


絶対熱もあるから仕事休ませたいけど、

絶対行くって言うし、、

しんどいとこだけでも言ってほしいんだけどなぁ、、



｢神宮寺、素直に言っていいんだぞ？｣

｢せめて、熱だけでも測ろ？｣

神｢今日仕事だもん……絶対行くから……｣

玄｢分かったから、熱だけ。ね？岸くんお願い｣



玄樹から体温計を渡されて測ったら38.5度。



完全に高熱じゃんか、、、



う〜ん、とりあえず、下連れていくか、、

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