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side 紫耀
高「でも、、その施設では
あまり愛情をかけてもらえなかったそうなんです……
施設だって、お金をたくさん持っているわけではない、
その上他の子供たちも多くいる。
毎回入院されてはお金もかさむし、
勇太ばかりに手がかかって
正直、厄介な存在だったのでしょう……」
玄「…っちょっとすみません、、
海人、立てる？ちょっと一緒に外出ようか…」
海「…っ…っく………ん…」
海人は繊細だから、、
ここでもう限界だったね、、
玄樹は自分のことよく分かってるし、
一緒に海人も連れていってくれた。
俺らも一旦心を落ち着かせ、先を促した。
たとえ俺だけでも、
今、必ず聞かなければならないことだと思った。
高「みなさんも無理はなさらないでくださいね？」
「大丈夫です。じんのこと、ちゃんと知りたいです」
高「分かりました、続けます。
施設の中で勇太の居場所は無かったと思います…
ご飯も食べられてるし暴力を受けてるわけでもない、
しかし子供にとって大人からの愛情は
とても大切なものです。
それを勇太は6歳からまともに受けていない。
そのため、あの子は自分のことを
大切にできなくなった…
他人に甘えることができず、
自分のことを優先できないんです…
勇太はとにかく優しい子だから、、、
自分ではなくとことん他人のことを一番に考える、、
この優しい性格は両親から与えられた贈り物です。
両親からは愛情を注がれて育てられたおかげで、
本来は甘えるのが大好きだったんだろうなと、
普段のちょっとした様子から垣間見えるんです。
しかしその時間は生まれてからのたった6年間。
生きている中で半分もない時間。
その上、入院も多く貧しい家庭なら、
この時間の中でも我慢することは多かったはず、、
自分を大切にする術を
そもそも知らなかったとしても当然なんです……」
なんで、じんがこんなこと、、、
なんでじんにばっかり……？
やっぱり人間、平等なんかじゃない。
本で読むようなテレビで見るような
自分とはあまり縁がないと思ってたそんな言葉を
初めて、いや改めてなのかもしれないけど、
心から確信しその事実を痛感した…。
俺の見てる世界はずっと滲んだまま、
頬が濡れていくのを止めることも出来なかった…
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咲苺_saki_(プロフ) - manaさん» 本当ですか？！もちろん届いています！！！そう言っていただけて本当に嬉しいですし励みになります(；；)♡更新滞りすぎていて本当に申し訳ないですが、、まだまだ続きますので、これからもこの作品を愛していただけると嬉しいです𓂃 𓈒𓏸 (9月5日 22時) (
レス) id: b07c039fdf (このIDを非表示/違反報告)
mana - こんばんわ。急にすみません！届いているかはわかりませんが、読んでいてすごく心が温まります。感動します！もう少し、このお話を早く知っていれば、、と後悔してます、、。 (8月13日 21時) (レス) @page30 id: da9b4cff38 (このIDを非表示/違反報告)
咲苺_saki_(プロフ) - まなみさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(；；)♡更新が安定せず申し訳ありません。。今日更新しようと思ってます！待っていてくださりコメントまで本当に励みになります……♡ (2023年1月26日 9時) (レス) id: f757d701f2 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - 更新楽しみにしてます (2023年1月23日 23時) (レス) @page40 id: 955cf14ca4 (このIDを非表示/違反報告)
咲苺_saki_(プロフ) - みどりさん» こちらこそコメントありがとうございます(；；)♡癒されただなんて、、嬉しすぎるお言葉ありがとうございます…！私の方こそ、こうやって言ってくださる方のおかげで救われて頑張れています！これからもぜひよろしくお願いします♡ (2022年12月7日 7時) (レス) id: f757d701f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲苺_saki_ | 作成日時：2021年8月1日 12時
