15" 変えられない6人 ページ16
side 紫耀
病院に着いて、
個室にしてもらえてるじんの病室へ急ぐ。
みんな、自然と早歩きになっちゃってる(笑)
病室は、光がとても眩しく感じるからと、昼でも薄暗くて、
そんな部屋の中のベッドの上で、じんは眠っていた。
じんにはいろんな管が繋がれてて、
機械の音がやけに大きい。
正直、こんなじんを見るのはつらい、、、
先生いわく、まだ高熱や頭痛が続いていて、
眠っているか、
起きていてもぼーっとしてて反応は薄いみたい。
それでも、今はただただ、
起きているじんの顔が見たかった。
とりあえず、みんなでベッドを囲んで話しかける。
岸「おはよ、でもないか、、俺ら来たぞ」
廉「ちょっと遅くなっちゃってごめんな？」
海「今日ね、めっちゃ外晴れてんの」
玄「海人ね、神宮寺いなくて寂しがってるよ？」
海「ちょっと！まぁそうだけど、、
え？みんなもそうでしょ？！」
廉「おまえ、そんな焦んなくてもいいやろ(笑)」
「んふ、俺らじんがいないとやっぱ寂しいわ、
ま、特に海人だけど(笑)
…じん。
怖かったよなぁ、しんどいよなぁ、、
俺らさ、ずっとじんのそばにいるから。
ね、じん。俺ら、お前が思ってるよりお前のこと
大好きだから。もっと頼ってよ、、」
俺はじんの手を握ってそう声をかけた。
眠ってても、まずは伝えたかった。
その後は、本当にたわいもない話で盛り上がってた
やっぱり6人揃うだけでこんな違うんだな、
俺はじんの体温を感じたくて、ずっと手を握ってた。
海「あ、じん！」
急に叫んだからめちゃくちゃ驚いて、
ぱっとじんの顔を見たら、
うっすらとだけど目が開いていた。
岸「俺ら来てるぞ、分かるか？」
意識がないわけじゃないから起きるって分かってても、
いざ目が開いたのを見ると泣きそうになる自分がいる。
すると、俺の手にじんからうっすらと力が伝わった。
呼びかけても反応はないし、
うっすらと開いた目も天井を見たままだけど、
これだけで涙が溢れるのには十分だった。
「じんが、、っいま、、俺のっ、、て、、っを」
廉「紫耀、ほんまか？」
「、、、っ、うんっ、、ほら、、みんなも、、、」
俺はみんなを呼んでじんの手を握らせる。
1人1人じんの手を握った人の目から涙が溢れてくる。
じんはそのまま、また目を閉じて眠ってしまったけど
俺らはみんな揃って頬を濡らしながら、
静かに肩を抱きあった。
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咲苺_saki_(プロフ) - manaさん» 本当ですか？！もちろん届いています！！！そう言っていただけて本当に嬉しいですし励みになります(；；)♡更新滞りすぎていて本当に申し訳ないですが、、まだまだ続きますので、これからもこの作品を愛していただけると嬉しいです𓂃 𓈒𓏸 (9月5日 22時) (
レス) id: b07c039fdf (このIDを非表示/違反報告)
mana - こんばんわ。急にすみません！届いているかはわかりませんが、読んでいてすごく心が温まります。感動します！もう少し、このお話を早く知っていれば、、と後悔してます、、。 (8月13日 21時) (レス) @page30 id: da9b4cff38 (このIDを非表示/違反報告)
咲苺_saki_(プロフ) - まなみさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(；；)♡更新が安定せず申し訳ありません。。今日更新しようと思ってます！待っていてくださりコメントまで本当に励みになります……♡ (2023年1月26日 9時) (レス) id: f757d701f2 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - 更新楽しみにしてます (2023年1月23日 23時) (レス) @page40 id: 955cf14ca4 (このIDを非表示/違反報告)
咲苺_saki_(プロフ) - みどりさん» こちらこそコメントありがとうございます(；；)♡癒されただなんて、、嬉しすぎるお言葉ありがとうございます…！私の方こそ、こうやって言ってくださる方のおかげで救われて頑張れています！これからもぜひよろしくお願いします♡ (2022年12月7日 7時) (レス) id: f757d701f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲苺_saki_ | 作成日時：2021年8月1日 12時
