♯その88 嫌な予感 ページ2
ﾊﾞｺｯ
なかなかに大きい音がUSJの建物内に響き渡る。
慌てて作戦を練り、やっとその場を凌いだ緑谷達は目を見張る。
ﾄﾞｻｯ
まるで、後ろから突然驚かされたように驚いた顔のまま固まって、毒痲は地面に落ちる。
その背中に足を乗せるは、死柄木弔。
その後ろには嘴(ｸﾁﾊﾞｼ)が着いた謎の生命体が相澤を地面に叩きつけていた。
死「ダメじゃ〜んA〜俺から逃げちゃァ」
「うっ…るせぇ…」
噎せながら必死に抵抗するも、どんどん足に力が入れられるだけだった。
自分の同級生が、目の前で敵に襲われている、殺されそうになっているのに、何も出来ないこの無力さ。
緑谷は必死になってその場に出たい気持ちを抑えていた。
死「そんな口聞いていいの？もしかして殺されたいとか。この死にたがり野郎」
「お前に言われたかねぇっっ！！」
Aの喉が生々しい音を立てる。
「ガハッッッ！！」
死「おいおい…まだ壊れんなよォ？遊んでないんだからさぁ…」
顔はほぼ覆われていて見えないけれど、ニタニタと笑ってAを踏みつけていることはよく理解出来た。
「うぐぁ……」
死「いいねいいねぇ…その声、その顔。興奮してきたんだけど！」
「…っ黙れ変態」
何か策があるのか。A抵抗をやめない。
それともただ、自分のプライドを傷付けたくないのか。
すると、死柄木が足を背中から離し、ユズハの近くにしゃがむ。
死「どうする？このまま着いてきたら、俺はまあ…許してあげる。残ったら…勿論、分かってるよね？」
「…………」
Aは気を失ってるのか、答えを返さない。
が、
ザッと手を地面について、立ち上がる。
死「ん？」
すぅっ
？「…あははは波HAHAH刃は母はぁIｧwwwァあばばばばばばひゃはははははは！！！」
死「…は？」
とつぜん壊れた様に笑い出すA。
それが、演技でやっているとは誰も思えなかった。
否、そう思えたらどれだけ良かっただろう。
突然のことに、死柄木も顔が強ばる。
？「んひひひひひひっさしぶりだなぁ死柄木よぉおおおお！！ひゃははははははは！！最高ですね最高だね体があるのは感謝感激雨あられだぁああ！！」
その声は明らかにAの気だるげなトーンとは違うし、言ってることが支離滅裂だった。
次はそのAに恐怖が集まる。
？「死柄木さぁん…黙りこくってなんなんですかァ？ありがとうございまががががうぐぐぐあなた、八年前に私を殺しましたよねねねねね？？」
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k yoshi(K)(プロフ) - 誤字りました汗全く文才ないのに、でした。すみません！ (2018年4月6日 8時) (
レス) id: 0ad4ea7653 (このIDを非表示/違反報告)
k yoshi(K)(プロフ) - 月華姫さん» コメントありがとうございます！全く文才のに……そんなこと言ってもらえるなんて…めちゃめちゃ感激です！！月華姫さんをもっと魅了できるようにこちらも頑張りますので、応援よろしくお願いします！！ (2018年4月6日 8時) (レス) id: 0ad4ea7653 (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - 初めまして！夢主のキャラに惹かれ面白くて全章読みました！轟くんの告白宣言が私的にインパクト大でした！！何故夢主に惚れたのかメッチャ気になります！解明するのと次回の連載楽しみにしています！ではっ (2018年3月20日 14時) (レス) id: 8f77e3b2d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：k yoshi(K) | 作成日時：2017年11月4日 10時
