4,初めまして ページ6
ni「俺が入って来ても良いって言ってから入るんだぞ」
『わ、分かりました』
教室前の廊下でスタンバってる私…
緊張してます。これまでに無いほど。
そもそも、学校なんてものが初めてな訳で…そりゃ緊張するのも無理は無いわね。無いわね。
ni「Aー。入ってこーい」
『はい』
「あの子、今朝の子だ！」
「やっぱり転校生だったんだわ俺の目に狂いは無かった」
「何言ってんのさー？お前ーw」
ni「静かに。Aさん自己紹介出来へんやろ。ほら」
息を吸い込む。
『この度我々学園へ転入してきたAAです。
皆様、よろしくお願い致します。』
ほっと胸を撫で下ろす。
拍手が湧く。
ni「そんじゃ…真ん中の列の最後尾が空いてるからそこな」
『はい』
ふぅ……とりあえず第一関門突破という所かしら。
真正面が空席で…左右は女生徒。…許嫁らしき人はまだ居なさそうね。
ni「んじゃ、十分休憩の後、体育館に移動。始業式があるから遅れんなよー」
そう言って兄さんはどこかへ行った。適当すぎない？
「…ねね、Aさん。」
『はい？』
話しかけてきたのは左隣の生徒だった。
その子は手にブックカバーを付けた本を持っていた。
「私、真冬！よろしくね！」
『よろしくお願い致します。真冬さん』
「ねぇ、Aさんはさ、本読むの好き？」
ブックカバーが着いてる本は、少し文章が見えた。
「そこで私は聖………
こと言ったって知………
すると颯爽に、それでいて気………」
…不思議な文体。
『好きですよ』
「そうなんだぁ…！へへっ。」
『な、なんでしょうか？』
「はっ…ううん！なんでもない！じゃあさ、ぜひ読んで欲しい本があって…あれー？…」
この子…転入生に対するアプローチがえげつない…。
私と仲良くしてくれるのは嬉しいけど…朝あったような会話はあまりしたくないのよ。
「コレｯ！朝見かけた時にさ、この本に出てくる修道女にAさんが似てて。」
手渡してきた本はあまり見なれない可愛らしい絵柄で…
『……転生したらスローライフの予定がこの修道女さんのせいでめちゃくちゃになりました。』
「そう！で、その修道女さんがAさんに似てるの！」
……あっ！まさかこの子、朝居た女の子の中で唯一適当な返事をしてた…！？
しかも、修道女って…
私の対になる様な存在じゃない…
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さめろあ(プロフ) - 壊さん» そうなんですね…！同士いて心強いです！！頑張りましょう！ (4月4日 23時) (
レス) id: 6e9d1eeae9 (このIDを非表示/違反報告)
壊(プロフ) - 俺も友達とか一切居らんとこに行く事なったから一緒ですね。お互い頑張りましょ (4月4日 21時) (レス) @page21 id: 4287a5d613 (このIDを非表示/違反報告)
さめろあ(プロフ) - りっかさん» ありがとうございます〜！これからも頑張ります！！ (3月17日 15時) (レス) id: 6e9d1eeae9 (このIDを非表示/違反報告)
りっか - え、好きぃ お話更新頑張ってください！めちゃめちゃおもろいです！主様の無理のないように頑張ってください〜！ (3月17日 10時) (レス) @page16 id: a3e02422b8 (このIDを非表示/違反報告)
さめろあ(プロフ) - 〜さん» ほわああぁ！！ありがとうございますｯ！！励みになります！！ (3月10日 23時) (レス) id: 6e9d1eeae9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さめろあ | 作成日時：2024年2月23日 0時
