9,美味しくて、強くなりますわ！ ページ11
本日はここまでで終わり。皆さん下校してください。
そう言われても、なかなか動かないのが若者というものらしい。
私もその一部なのですが。
「えぇ〜…と、こっちだね。」
『ありがとうございます』
図書館の場所を教えてもらい、私は早速本を借りる事にした。
お家には無い本もあるかもしれませんからね。
『広いですわね。ここ』
「まぁ、私立校だしね…お金さえあれば増築できるんだよー。」
金の暴力がすぎますわね。資本主義って凄いですわ。
「何か借りるの？」
『まぁ、気になる本があったらですね』
一通り見てみて、やはり読んだ物が多い…。
が、見ていると家にはあまり無かった本のジャンルがあった。
『世界の近代史…』
お父様は約二世紀生きてるし、私も半世紀以上は生きている。だから、歴史の本なんて家に無かった。
『コレ、借りて来ますね。真冬さん』
「あっ！おけおけ！私はもうちょい見とくね。」
そして貸出カウンター向かう。
一人の生徒が居た。少々お疲れ気味のようだ。
「…こんにちは。この本ですね」
『はい。よろしくお願い致します』
「…あ、貴女！」
『え？』
「ショッピ君から聴きましたよ！朝の始業式での貴女の行動！」
うわ…あのショッピって野郎、この図書館の人にも言っていたのね…
知らぬうちにいろいろ増えていきますわ…！
「あ、申し遅れました。私、図書委員のエーミールでございます」
『ど、どうも…』
蝶が舞いそうな程キレイな挨拶をされたので少しだけビビってしまった。
続けてエーミールさんはこう言い放った。
em「ここで会ったのも何かの縁です。記念に、ビズコでもどうですか？」
彼の手にいるのは笑顔な子供が印刷された、私にも馴染み深いお菓子。
……乳酸菌を取れということですの？
「あ！借りまー…？」
あどうしましょう！？真冬さんが来てしまいましたわ！
この空間カオス過ぎますわ！
em「そこのお方も、どうです？」
とても朗らかな笑顔で新しいビズコを取り出したエーミールさん。彼のポケットは超次元ポケットですの？？
「やーかーらｯ！ビズコじゃアカンって！！」
『え、』
「ｱｷﾞｬｱｱｧ！！！？」
真冬さんのとんでもねぇ悲鳴と、何処から聞こえてきたのか分からない声に混乱する。
em「ゾムさん…また天井ですか？」
「おう！」
ガタッ！
天井の一部分が空いた。
そして出てきたのは緑の人間だった。
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さめろあ(プロフ) - 壊さん» そうなんですね…！同士いて心強いです！！頑張りましょう！ (4月4日 23時) (
レス) id: 6e9d1eeae9 (このIDを非表示/違反報告)
壊(プロフ) - 俺も友達とか一切居らんとこに行く事なったから一緒ですね。お互い頑張りましょ (4月4日 21時) (レス) @page21 id: 4287a5d613 (このIDを非表示/違反報告)
さめろあ(プロフ) - りっかさん» ありがとうございます〜！これからも頑張ります！！ (3月17日 15時) (レス) id: 6e9d1eeae9 (このIDを非表示/違反報告)
りっか - え、好きぃ お話更新頑張ってください！めちゃめちゃおもろいです！主様の無理のないように頑張ってください〜！ (3月17日 10時) (レス) @page16 id: a3e02422b8 (このIDを非表示/違反報告)
さめろあ(プロフ) - 〜さん» ほわああぁ！！ありがとうございますｯ！！励みになります！！ (3月10日 23時) (レス) id: 6e9d1eeae9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さめろあ | 作成日時：2024年2月23日 0時
