[SERVAMP] 誰の手に

花火みたいに！　(ベルキア) ページ4

嘘つきピエロさんからリクエスト頂きました！
ありがとうございます( ´ ▽ ` )






「A、ちょっと頼み事が有るんだけど…」

「なんですか？椿さん」

「今度の土曜日、下見の為にベルキアと2人で夏祭りに行ってきてくれない？」

「はい、わかりましt…………


　…え？」



ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ






「Aきゅん！！！あれ何！？？？？？？？」

「ちょ、ベルキア待って！速い！」

　と、かくかくしかじか。椿さんからの「一生のお願い！！！」(何回目だろう)を聞き入れた私は、ただ今絶賛浴衣姿である。普段は着ないし、もちろん着て行くつもりも無かったが、何故かオトギリに男魂ならぬ女魂が目覚めたらしく、3時間のセットアップの末、こうして歩いている。因みに、隣ではしゃぎまくりっているベルキアは、流石にいつもの格好ではなく、Tシャツに短パンという、なんともラフな格好である。
　解せぬ。

「ほら！このワタアメ、めっちゃ派手じゃない？★☆ボクそっくり☆★☆！」

「あー、分かったわかった。…おじちゃん、綿菓子ひとつ！」

「へい了解！」



――――――――――――――――――――――――




花火も終わり、祭も終盤に近づいてくる。屋台のおじちゃん達は、店じまいの準備を着々と進めていた。



「…ん〜っ！花火も面白かったね！」

「それな〜っ！派手派手だったよね★☆ボクみたいに☆★☆」


”ボク”みたいに…

花火が輝くのは、ほんの一瞬。その後は、もう…


「…うーん、……じゃあ、









　 ベルキアは、すぐ、消えちゃうの…？」







　あっ、しまった、本音が…


「な、なーんてn「えっ、Aきゅん、そんなことも分かんないの？」」

「えっ…？」

「ボクが消えても、


Aが綺麗だと思ってくれれば、それでいいんだよ。


ナァ〜〜んてねっ！」


真剣な顔をし、いつもの様子じゃなくなった彼に、見とれてしまったのは言うまでもなかった。



20230604 更新

罰ゲーム...1　(御国)→←家でーと？　（リヒト）

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