[SERVAMP] 誰の手に

恋心　（クロ） ページ2

「クロ」
　その名前を知らない人はいないと言われるほど、彼は人気を集めている。それはそう。なんと彼は、アイドル業界で名の知られている「ストライクエージェンシー」の看板アイドルなのだ。3歳と言う若さでその魅力を見出され、今では日本中を虜にする演技力と歌唱力を兼ね備えたTHEイケメンに育っていた。…だが、問題点が一つ。

　「こぉぉぉらぁぁぁっ！！！！！」

　「うおっ！？…何すんだA…」

　「「何すんだ…」じゃぁないわよ！！！次の撮影に遅れるでしょ！？」

　「だいじょーぶだいじょーぶ………」(ピコピコピコ…)

　「ゲームしながら言う台詞じゃない！！！！」


　…見事な程のダル男なのだ。


　私、天咲Aはクロの専属マネージャーだ。…実はというと、クロの幼馴染みでもある。彼がアイドル業界に選出する時、彼自身から、一緒に来て欲しい、と言われたのを、今でも覚えている、んだけど…

「はぁ〜〜〜〜っ、」

　何故なんだろう、最近クロの顔を直視出来なくなっている。まあ、そりゃぁイケメンだよ？……でも、なんでかなぁ…なんでこんなに、


……ドキドキするんだろう…


「…A〜？」

「……ぇ、ク、クロ！！！撮影は！？」

「とっくに終わってんぞ……」

「ぁ………」


　辺りはすっかり人気が無くなっていて、スタジオには私とクロの2人だけに…って、え？2人きり！？
め、目線も合わせられないのに…！！！


「は、早くか、かか、帰ろっか！！！」

「………………なぁ、お前、今日変じゃね？」

「え？？」

「なんか、すっげー……避けられてる気がする…A……俺のこと、嫌いになっちまったか？」

「！ち、ちが！…「じゃあなんでこっち向かねーんだよ」…そ、それは…」



　次の瞬間、目の前が真っ暗になったかと思うと、小さい頃から変わらない、クロの匂いがした。それが抱き締められていると分かると、感じたのは、驚きより、恥ずかしさだった。


「な、何やって！(ギュウ 「…俺はお前の事が…(ボソッ)」…へ…？」

「いや、いい。(パッ……帰るぞ、A〜…」

「は、はぁぁぁあ！？///」

「……めんどくせー…」


…多分、だけど。服の隙間から見えたクロの耳が真っ赤だったのは…


気のせいじゃなかったと思う///////







　 2人が付き合うまで。あと10日。

家でーと？　（リヒト）→←設定　※追記

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

天使の羽

ラッキーSERVAMP

リリイ

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