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anotherstory #2 ページ45

大『樹....今までありがとう。
おかげで高校生活すごく楽しかった。』





樹『....最後みたいに言わないでよ...』





そう。俺は高校を卒業する。



それと共に苦痛だった家も出て

近くの中小企業に就職した。

もちろん親からは猛反対された。

だから俺は家を出た。

多分また京本なんて名前なかなか居ないから。

きっと現状肩書だけは変わらないけど

でもあの家にいなくていいだけで肩の荷が降りた。






大『樹、、これからもよろしくね?』




 卒業式後


二人で思い出の屋上に向かった。






樹『.....あ〜、、残り一年どうすればいいんだよ〜』



樹に今、独り暮らしの事と家の話をしようと思う。








大『ねぇ樹...
絶対心配されると思って言えなかったんだけど...
俺ね、明日から家出て独り暮らしする。』




樹『..........え』




大『で、俺の家そこ...』



校門の向かいに見える白いアパート


一人では広すぎるくらいの部屋だ。


樹『....え』



大『...え、しか言ってないけど聞いてる?笑笑』



樹『心配なんだけど、、、、
だってコンビニのおにぎり、海苔ごとビリビリにしちゃうしカップ麺すら作れないのに一人とか......気づいたら家燃えてるって.......』



大『......もうできるって笑笑』



樹『お風呂で寝ない?』



大『寝ない』



樹『大きい声で歌いすぎて隣の家からクレームくるかも』



大『....気をつける。』



樹『だめだ心配すぎる。』



大『じゃあ住み込みに来てよ』

 




ノリで言った。



それだけなのに


 



樹『.....行く。
今日ママに聞いてみる。』



大『え、、嘘だって、ねぇ』



樹『だめ、聞いちゃったもん嘘になりません〜』



大『嬉しいけど....悪いよ..,』



樹『いいのそっちのが遅刻しなくて済む』



大『遅刻しないじゃん』



樹『きょもがいたからだよ...
元々8割ギリギリかぎりアウトだよ?』




大『そうなの...?笑笑』








動揺して否定すらしたけど


樹とずっと一緒なのは正直安心だった


だって樹モテるから。


よそ見することだって可能だし...





樹『....安心して...
きょもが心配してるようなこと絶対ないから。』



大『えっ...?』



樹『だって俺もう....きょも以外に勃たないもん』



大『ばっ....なんだよそれ笑笑』

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作者名:音夢. | 作成日時:2020年10月28日 12時

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