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another story #1 ページ44

大我side




あの日から



教室でもさっくんと話す事も



目を合わす事もなくなった。



最初は少しざわざわしてたけど



それも今はなくなった。



そしてクラスは今新しい話題に持ちきりだった。



それは休み時間の度に俺のもとに来る



チャラい男の存在だった。



『きょもーーー!!』



そういって当たり前のように


俺達3年の教室に入ってくる。





大『ちょ、目立つから辞めて』



前からイケメンで有名の樹だから
3年とはいえ知らない奴はいない。、
俺の隣の席の女の子は声掛けたげに俺を見た。




大『樹、後ろ』




小声で樹に声をかける。




樹『ん、あ、すんません。』



女『あ、いや、最近ずっと京本くんといますよね?』



樹『あぁ、まぁ。』



女『仲良しなんですね笑笑』



樹『そりゃ、付き合ってますもん。』



女『........あ、そうですか』





明らかに引いた顔して


そっぽを向いた女を見て


樹はイタズラそうに俺を見た。







樹『きょも、お昼行こ』



大『ん、』




樹は俺の手を握りいつもの場所まで歩いて向かう






季節ももう12月に入り

寒くなり始めた。



樹『きょもセーター着ないで寒くないの?』



大『んーん、大丈夫だよ俺元気だし』



樹『でも萌え袖みたいから俺の着て』







嫌らしい目で見てやがるこいつ


っとじとーっと睨みつけると



樹『男なら誰でも見たいよ好きな人の萌え袖』



大『オレやっても可愛くないじゃん』



樹『かわいい、可愛いから安心して』



大『胡散臭い本当に』






とは言いつつ3年間セーターとか着なかったから



好きな人の匂いのするセーターを着るのも



案外悪い気はしなかったわけだけど...







大『じゃあ貸して』



樹『やった』




差し出され服に袖を通す






大『ん、樹の匂いだ』


樹『............可愛い』


大『本当にそれしか言わないつもり?』


樹『それ貸したげるよ着といて今日』


大『まぁいいけど....』






思ったより樹と匂いが心地良くて気に入った。




樹『放課後時間ある?』


大『あるよなんで?』


樹『公園行きたいあの前の』


大『...おっ、いいね行こ!』



最近の放課後はずっとこんな感じでずっと一緒にいた

anotherstory #2→←作者より



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作者名:音夢. | 作成日時:2020年10月28日 12時

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