特別なお昼ご飯 (ページ41)

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大我side

教室から出て結構歩いてるのに

屋上までの階段も廊下も長くて

一人でいると崩れそうで

また罪悪感で潰されそうで脚を早めた。

屋上まで飛び出すと

床で横たわる樹...

大『じゅーりっ！』

樹『......おかえり』

大『...気持ちいいよねここ』

樹『うん、、、』

....

....

...

長い沈黙...

大『.......バイバイしたよさっくんと』

樹『...........っ...』

そっと顔を背ける樹...

大『泣いてるの？』

樹『......泣いてないよ、っ…ごめん』

大『………頑張ったよ俺褒めて？っ』

樹『……偉いね…きょも』

大『好きっ……』

俺の目からも涙が零れた。

樹『俺も、、』

....

....

樹『今度こそ
きょも、好きです。付き合ってください。』

………

大『……こちらこそ待たせてごめん
こんな世話のかかる俺ですけどよろしくお願いします』

樹『あ、、、、、まって、、、、
言っておきながらごめん、、、やばい、、、泣く、、、』

大『ふふふっ笑笑』

樹『きょも、、、、っ』

泣き顔を隠すように

俺を抱き寄せる樹。

大『ねぇ樹、、、こっち見て目みたい、、、』

樹『ちょ、むり、、、』

大『いいから。』

無理矢理肩を引き剥がし

樹と目を合わせた。

樹『....もう』

大『樹..........愛してる......』

涙と鼻水でベタベタの顔に

触れるだけのキスをした。

樹『........汚いよ....』

大『いいの、帰ろっ、？
家まで送ってね～』

樹『....ちょ、、待って』

出口に向かう身体が樹に引き寄せられる。

大『うわっ....』

樹『すきだ』

細くて切れ長な目で

まっすぐ捉えられた目は

逸らすことができなかった。

二人の距離がゼロになる。

あっという間だった。

樹『よしっ、帰ろっか、、
明日朝お迎え行くから寝坊しないでね～』

大『は～い』

手を繋ぎ二人で屋上を後にした。

　

　