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彼のもとを離れ教室に戻った。
戻ると北斗がすごい勢いで俺を呼んだ。
北『樹!!』
樹『んん?』
北『お前さ先輩の教室行ってたろ?』
樹『は、なんでばれてんの』
北『いや、噂されてたから』
樹『なんで噂されてんの』
北『いや、樹が男相手に優しそうな顔してるって』
樹『はぁ、、、マジでだるいわ。。。』
嫌気が差した
前まではそういう噂も満更でも無かったけど
今ではそういう噂も何もかも邪魔でしかない
樹『なぁ北斗、俺好きな人できた』
北『、、、、ほう』
樹『3年の先輩』
北『、、、、、ほう』
樹『男』
北『............え』
樹『さっき噂されてた人
だから暫く俺お昼先輩と食べたい
あと、遊ぶのも辞める。』
北『........っ!?
熱でも出たの?大丈夫?』
樹『出てないし大丈夫。俺、本気だから』
北『.......そっか、わかった。』
樹『もし何か言われたら言っといて』
北『了解』
次の日のお昼
授業が終わる五分前
ずっと時計から目を離せない
はやく、
はやくして
チャイムの音で一気に机を片付けていると
北『なぁ樹、あれあの先輩じゃね?』
バッと振り返ると廊下には体操服姿の
きょもがたっていた。
樹『え、きょもー!』
大『ごめん、体育終わりそのまま来ちゃった』
樹『いや、ごめんじゃないよ!今行く!』
大『....はーい』
樹『北斗さんきゅ、わりぃな』
北『.....たなかきゅん、、顔が、、顔が、、、キモい』
樹『うるせぇよ笑笑』
大『樹〜?』
樹『はぁぁぁまってぇ!』
廊下で待つ彼の元に足早に向かった
大『樹に話しかけた時すんごい視線感じたんだけど』
樹『あ〜、、、ごめん気にしないで』
大『気にしざるを得ないんだけど』
樹『ねぇ、、最初なんで俺の名前知ってたの?』
大『......ん〜、、俺体育館裏で告白されてる所見ちゃったんだけど、、その時樹慣れたように『わりぃ』って、俺だったら動揺しまくっちゃうのに、、、』
樹『え〜、、見られてたの〜、、、』
大『だめだよ女の子泣かせたら』
樹『大丈夫だよ。きょもは泣かせないから。』
大『.......ありがとう』
そう言って儚げに笑った
何がそうさせるの?
聞いたら
絶対壊れる。
きっと俺の前から
下手したらこの世から
消えてしまう気がしたんだ。
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作者名:音夢. | 作成日時:2020年10月28日 12時