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あれから数ヶ月経った。
校内で彼を見かける事は合っても
話す事も
目を合わせる事もなかった。
彼は相変わらず佐久間君にベッタリで
俺からどうこう言える話でもなくなった。
俺はと言うと
あの時の女もヤろうと思ったらキモくて
途中でやめたら振られた。
別れたときに言われたのは
『もっと大切な人見つけたら?』だった。
大切な人?
そんなの自分が一番わかってる
わかってても大切な人の気持ちが
こっちに向いてないのに
無理やり振り向かせるのだって無理だろ。。
4時間目の授業も終わり
北斗が俺の近くによって来る。
携帯を見ながら飯を食う俺を見て
北『なぁ樹........学校楽しい?』
と聞かれた。
樹『.............楽しいよ』
北『.........本当に?』
樹『......あぁ、』
北『じゃあ何その湿気た面』
樹『................なぁ北斗......
慎太郎とセックスした事あるだろ?』
北『.........ばっ、、、、なんだよ急に』
樹『わりぃわりぃ、』
聞こうと思って辞めた
きょもの感覚が忘れられない。
あの時の顔、匂い、感触、
もちもちしてて
なんか儚くて
消えてしまいそうなあの感覚
北斗に
慎太郎の感覚って覚えてる?
って聞こうとした。
彼の中に俺の感覚は残ってるのか
急に不安になったから。
もう叶わない人のそんなの
知ったって意味なんてないのに
何もできないのに、
でも何故か気になって
残ってないと思うと悔しくて
ダメだ.......
やっぱ俺はきょもがすき.......
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作者名:音夢. | 作成日時:2020年10月28日 12時