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家に着くと部屋に向かう。




今日は寝よう


そう思いベットに飛び込む


けど目を瞑っても


目の奥に現れるのはあの時の樹の顔。


どうして俺がこんなにも苦しいのか


苦しいのは樹だろう


俺なんかがこんなへこたれてちゃいけない


なのに、、、


さみしくて、、、


これからあのお昼に呼びに来る樹も


帰りに我が物顔で教室に現れる樹も


全部見れないなんて.........









寂しさに耐えかねて


気づいたら電話を取っていた。





『もしもし?大我?』


『.......さっくん、、、会いたい、、、』


『、、分かった今行く』





俺はまた


人の優しさを利用した。








...


気持ち悪くて


ムカついて


寒気すら感じる...


本当に自分が嫌いで嫌いで堪らない。






大『..........死にたい』




3階建ての自宅の窓に手をかけ外に足を出した。


下を見るとコンクリートの階段がある。






楽になれるかな...



こんな自分何か生きてないほうがいい。







...



『......死ぬの?大我』



『....さっくん、』



『どうしたの?急に』



『俺ね、、、樹とバイバイした』



『....で?』



『樹ね、、、哀しい顔してて』



『うん』



『俺が、、、っ』



『俺が傷つけたのっ....』



『さっくんが好き。

いなくなったら嫌なの。

なのに、、、

樹に求められるの嬉しくて幸せで

でもやっぱだめだって

あんな顔する樹見たくないっ

俺欲張りなの。。。




ずるいの...


汚いの......


真っ黒で


またさっくんを利用しようとした。

電話した。




卑怯だよね.....?





ねえっ!!!


卑怯って、、


言ってよ.....』






『卑怯じゃない。』



『ねぇ!!!グスン...
俺の事傷つけてよ、罵倒してよ、
もう俺なんて、、、、、』







『死にたいなら死ねば良いだろ?』







背筋がゾッとした


何かで突き刺された感覚だった

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作者名:音夢. | 作成日時:2020年10月28日 12時

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