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公園に着いた
きょもは懐かしそうに周りを眺めた。
大『俺はここにいたのずっと』
樹『俺はここ』
それぞれ自分の場所に座る。
今は振り返って俺の方を見るきょもだけど
あの時は後ろ姿を見るだけで
背中を見るだけで精一杯だったんだ。
樹『きょも、前向いて』
大『あ、うん!』
樹『そうこれこれ、』
大『俺あの時振り返ってたらさ、、、、』
樹『......言わないで、、
俺だってずっと後悔してる
あの時声をかけてれば今も.....』
滑り台から降りたきょもは
ぎこちない足取りで俺の方に駆け寄る
樹『....きょも?』
大『....やっぱだめだよ
こうやって大切な人傷つける。』
樹『嫌だ。俺だって。。。』
大『だめ。
今日のデートで最後。
俺なんかの事好きになってくれてありがとう。
でも俺、、、、やっぱり樹の事傷つけたくない』
樹『.........っ』
彼の目は本物で
その言葉に何も言い返せない。
そのときは頷くことしかできなかった。
大『最後だよ?楽しもう!』
樹『.....っ、うん...』
自分が作り出す重い空気に
彼は気づかないふりをし
無理矢理テンションを上げた
樹『....ねぇ』
樹『じゃあ最後に1回、、』
感覚を忘れたくない
初恋のこの気持ちを
そう思って深いキスをした。
大『ん、、はぁっ』
樹『っ、、』
お互いの唾液が交じる。
大『っ、、、じゅりっ、、くるしっ、、』
樹『.....っ、ごめん』
大『ごめんね、、、』
樹『大丈夫、、、行こっか?』
また手を繋ぐと
公園をあとにした。
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作者名:音夢. | 作成日時:2020年10月28日 12時