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すんごく長く感じた





10分後くらい



ドアがガチャっと開いた。



大『お先に。ありがとう』


樹『はー、、、っん』


大『えっ、?なんか変!?』


樹『いやっ、全然。。可愛すぎて声出た』


大『もう!そういうのやだ!』


樹『可愛いんだもん。その袖とか何?』


大『大きいから』






予想以上だった

とりあえず俺もお風呂はいるって

行って飛び出してきたけど




樹『はぁ、、耐えられるか俺
いや、マジでギリギリ無理かも』




とりあえずシャワーを浴びて部屋に戻る




樹『ごめ、お待たせ〜』


大『あっ、んーん、』


樹『何してたの?』


大『さっくんに連絡してた』


樹『........あそっか、』


大『ねぇ樹、お腹空いたー!』


樹『あっ、、まじ?
ツタンカーメンなら!』


大『え、ツタン?カー、メン?』


樹『あっ、ママが作る焼きそば』


大『ふふふっ笑笑笑
変な呼び方笑笑笑笑』


樹『ふへへ笑笑
上手いんだよ〜?』


大『そうなのー?食べたい!』



キラキラしすぎだろ。

子猫かと思ったわ。


ご飯に食いついて


美味しいもの食べるの好きなのかなぁとか


あぁ、、愛おしいなぁ。




樹『ちょっと取ってくる!』


大『うん!ありがとう!』






下に取りに行き部屋に戻る


樹『おまたせ〜特製ツタンカーメンでっす!』


大『美味しそう〜』





キレイにお箸で掴んで口に運ぶ

仕草一つ一つしっかりされている。



樹『.....どう?』


大『うまい!!美味しいこれ!』


樹『ふふふっ
焼きそばとか普段食べないの?』


大『.......初めてなの』


樹『...え、待ってまじ?
どんだけ金持ちなの!』


大『まぁ、、ね、家のことはまあいいじゃん』


樹『あごめん、じゃあまた焼きそば食べに来てね』


大『うん!ありがとう!』





無理...させてるのかな

きっと家でも何かあったのかな。

今ここでできるのも憶測しかないけど

出来るだけ彼の触れられない部分を見たくない。

彼の苦しそうな顔を見たくないから。

佐久間くんが思い出させる存在なんだとしたら

俺は全部全部忘れさせてやりたい。


ひとりで抱え込んじゃう彼を守りたい。

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作者名:音夢. | 作成日時:2020年10月28日 12時

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