パーフェクトワールド〜2〜

92 葵 side ページ43

葵 side


今からの目の前で酔っ払って寝ちゃっている女の子は俺が高校生活の日々全てを共にした友達


そして、俺の初恋の子



保育園小学校中学校とそれなりに告白されたけど
自分が好きになったことはなかった



高校に入学し初めの席が一番後ろだった



初っ端だってゆうのに皆んな結構喋ってて
陽キャラが集まったなーと思っていた



前の席は中学から一緒のこうへい


そしてこうへいの隣はなんか元気モリモリな
美南ってゆう女の子



隣の席は、、、



大人しめでクールな雰囲気が漂う美人な子




美南「ねー私学級旅行の実行委員やろっかな暇なんだよね部活もやってないしバイトも入るのめんどくさあ時あるから」




こうへい「そんな理由かよ」



俺たち3人は6月になると結構仲良くなっていた



隣の立花さんは自分から話に入ろうとはしない



根暗な感じとか、人見知りな感じでもないけど



美南「ねえ立花さん一緒にやらない！？」



と急に立花さんを誘う美南


やんねーだろ、、と思いながら様子を伺うと



A「うん、いいよ」



とすごくクールに言った



美南「ほんと！？いいの！」



A「うん、私も帰宅部でバイト三昧だし、いい気分転換になるかなと思うし」


美南「ええありがと〜！んじゃ黒板に名前書いてくるね！」



そう言って黒板に名前を書きに行く美南



隣の立花さんを見るとルンルンな美南を見て
フッと笑っていた


こんな顔するんだ


なんだかすごく興味が湧いた



葵「なあこうへい、俺らもやらね」


こうへい「え、まじ」



葵「美南ーあと2人俺とこうへい入るわー」



美南「まじでーありがとー」



とこうへいが困っているのを無視して俺たちも入り
この4人で実行委員をすることになった



席に戻ってきた美南が嬉しそうに


「ヨンコイチ出来ちゃたじゃん！！」


と言って立花さんの手を自分の手に
強引にハイタッチする



それを見て立花さんは驚きながらも
笑っていた



手、、綺麗だな




白くて細くて

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