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ヒョンウォン君#44 ページ44
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私は訳が分からなくなってしまった。
てっきりヒョンウォン君には
彼女がいるって思ってたし………
さっきまでの胸のドキドキが
さらに増してドクドクして………
『私も…
ヒョンウォン君が好き』
自分もヒョンウォン君のことが
好きだったんだと気づいてしまった。
その瞬間、
ふわっとシャンプーのようないい香りに包まれた。
それがヒョンウォン君に
抱きしめられているんだと
分かって涙が出てきて……………
ああ、自分の今までの努力は
無駄じゃなかったんだな………
好きな人に好かれるのって
皆に嫌われる辛さを忘れさせられるくらい
嬉しいことなんだって幸せな気分になった。
私の初彼は大学生になってからだけど、
超絶イケメンで高身長で
そんな彼とこれからを過ごせることに
ワクワクして……………
恋っていいものだな……
そう思った。
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作者名：ANKO | 作成日時：2015年10月26日 23時
