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ヒョンウォン君#12 ページ12
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H『あ、盗み聞きしたわけじゃないんですけど…』
そう言ってヒョンウォン君は
私をヌナと呼ぶ理由を語ってくれた。
要はヒョンウォン君が引越しの挨拶をする時に
私が電話で話してる内容を聞いてしまったのだ。
『''あ、もう私社会人なんで、、、
成人式は大丈夫ですよ''』
それは成人式の着物レンタルの電話だった。
面倒くさいから社会人と嘘をついていた。
『ああ、あの時聞いてたんだね……』
H『はい、でもヌナが部屋から出てきてくれたんで
挨拶できました！』
そう言ってニコニコ笑うヒョンウォン君。
H『じゃあ、ありがとうございました！
ヌナもなんかあったら呼んでくださいね！』
ヒョンウォン君が出て行ったドアを見つめて
少し放心状態で私の犯 した失態について
考えていた。
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作者名：ANKO | 作成日時：2015年10月26日 23時
