「五条悟に8年間泳がされていた女」【呪術廻戦】

【過去編】五条悟は見た！ ページ5

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五条side



2年生に上がったと同時にAが二級術師に昇級し単独任務が許されるようになった。



そんで、今日が初単独任務なんだけど…






ｿﾜｿﾜ



ｿﾜｿﾜｿﾜ






夏「悟？Aが心配なのはわかるけどウロチョロしないで貰えるかな？」



五「うるせえ！心配なのは分かるって、まさか傑オマエ…！」



夏「同期としてね？悟のお気に入りに手を出すほど命知らずじゃないよ」



五「べ、別にお気に入りじゃねーし！どんだけボロボロになって帰ってくるか楽しみなだけだし！！」



家「ツンデレかよ」





断じて違う。Aが心配でソワってなんかいない。はじめての単独任務で浮かれてたアイツが泣きべそかきながら帰ってくるのが楽しみなだけだ。うん。そう。




五「どうせ傷だらけで帰ってくるんだからよぉ、硝子準備しとけy「あ、車だ」ｱｯｯｯｯ」






ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗﾋﾟｼｬﾝ!ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ






家「光の速さだったな」



夏「光の速さだったね」






…






教室から抜け出し、校門から歩いてくるAを陰から確認する。は？ストーカー？そんなもんなんねぇよ(フラグ)





五「怪我は……してねぇな、はーーよかっt……！？ｲﾔｲﾔｲﾔ違う。ツマンネー、うん、そうだﾂﾏﾝﾈｰﾂﾏﾝﾈｰ」




呪文のような事をぶつぶつ言いながらそのまま彼女の顔を確認する。


少し俯いていたAが顔を上げると…












五「…………え、なんかめっちゃえろい顔してね？」




頬は赤く染まり、瞳は潤んで小さく口を開けて深めに息をしているA。




え、任務…だよな？呪霊祓って来たんだよな？え、コレ何帰りなの？


もっとよく見ようとサングラスをずらそうとする。すると変に力が入ってその場にはたき落としてしまった。



ｶｼｬﾝ




五「やっべ！」



『あ、れ…ごじょう……！？』




見つかってしまった。Aはひどく驚いた顔をして俺から顔を逸らす。


えっ、なんで逸らしたんだよ、やっぱりやましいことでもあったのか！！！？？？？？



ハッ、たしか今日の補助監督は男…






五「お、おい！お前！」




『わ、わ、その、ただいま！私！ちょっと部屋行ってくる！汗かいたから着替える！！じゃあ！』






ドタバタと寮へ向かってしまったA。





次の日、目の下に大きな隈を付けて登校してきた時は3人で全力で心配した。





その真相がわかるまであと少し。




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