プロの地雷踏みです ページ10
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『…来ない』
ソファで三角座りしながら携帯を見つめる。今日は任務が一件で終わったら家に来ると言っていた。現在の時刻23:00。
『今日は帰ったのかなぁ、それとも…』
『…いやいやいやいや、大丈夫でしょ、五条最強だし。変な事考えちゃった』
てかなに私五条のことバカ真面目に待ってんの。嫁でも待たないわ。
チッチッチッチッ
また部屋に時計の音が鳴り響く。今度は私1人の空間に。
ピロン
『あっ…違うか』
さっきから五条からメールがきていないか確認してしまう。通知オフにしてたのをオンにまでして。それなのにアイツからの連絡は来ない。
『………な、なーんか、アイス食べたくなってきちゃったなーー、コンビニ…行こうかな!ちょっと遠い駅のセ○ンまで行っちゃおうかなっ散歩がてら!』
なんてよくわからない言い訳をしながら外に出る支度をする。その足取りは少し焦っていて
必要最低限の物だけを持って玄関に向かい、ガチャッとドアを開けた瞬間『ぶふぁっ』と何かにぶつかってしまった。
五「おっと!どこ行くの?」
その何かは五条だった。
『ご、ごじょう…?』
五「うん、五条だよ。それより何しに行くつもりだったの?そんな薄着で」
『…アイス買いに』
五「ほんとに?こんな時間だけど」
『ぅ、ホント…だよ』
五「アイスは僕が買ってきたから、本当のこと言って?」
ガサっとコンビニの袋を掲げる五条。駅のセ○ンのやつだ。
『…五条が』
五「うん、僕が?」
『そこらへんで野垂れ死んでるかと、思って…』
五「ふは、野垂れ死ぬって!僕最強だよ?いやぁごめんね、もっと早く着くかと思ってたけど新幹線意外と長くてさぁ」
え、新幹線?地方任務だったの?
『……ばか、先に言ってよ…はぁぁ』
もう驚きと安心と羞恥心で訳がわかない。へろへろとその場に座り込んでしまう。
五「心配してくれたの??かわいすぎるんだけど!!抱いていい?『調子に乗るな』こわーい♡」
そう言いながら五条は私を抱えて部屋の中に入る。
『おろせ!歩けるから!』
五「はーい大人しくしてー」
『どうせ今日もどっかで女の人ひっかけてきたんでしょ!!』
五「は?」
一瞬で陽のオーラが消えた五条。あ、これ私失言したな、と後悔するも時すでに遅し。
ボフッとベッドに少しだけ乱暴に投げられる。
五「心外だなぁAちゃん、僕がそんなことする訳ないのに」
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紡木かなえ(プロフ) - 。さん» あらら! ブラウザ版からログインして設定するとできるはずです!試してみてください! (2022年3月3日 19時) (レス) id: 4fb629dc44 (このIDを非表示/違反報告)
。 - やややっぱり見れないかもしれませんね...フィルターはこちらの問題ですかね (2022年3月3日 17時) (レス) id: 08adf0175c (このIDを非表示/違反報告)
紡木かなえ(プロフ) - 。さん» まじですか泣 題名は【五条悟から8年間逃げた女(R)】です!もしかしたらフィルターがかかっているかも知れませんね… (2022年3月2日 22時) (レス) id: 4fb629dc44 (このIDを非表示/違反報告)
紡木かなえ(プロフ) - souさん» ありがとうございますー!!!嬉しいです! (2022年3月2日 22時) (レス) id: 4fb629dc44 (このIDを非表示/違反報告)
。 - 絶対に作品見つけれる気がしません(泣) (2022年3月2日 20時) (レス) @page41 id: 08adf0175c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紡木かなえ | 作成日時:2022年2月19日 15時