そして、ついに ページ40
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そこからはもう…なんていうか、分からない。
気付けば五条を抱きしめていた。
『わ、たし…ご、五条がいなかったら…生きていけな、いよ…っ』
泣きそうな顔で思いを告げる五条に動揺したのだろうか、子供のように五条に縋った。
私は、「全てが仕組まれていた」ショックよりも、「五条がいなくなったらどうしよう」という謎の不安にパニックになっていた。
『ごめんなさい、ごめんなさい、勝手に居なくなってごめんなさい…っもう、ッ居なくならないからっ、す、捨てないでッ…ごじ、ょっいなく、ならないでッ』
この時私は、抱きしめて見えなくなった五条の顔が笑顔に歪んでいたなんて知らなかった。
五「うん…ありがとうA、絶対にもう離さないから。捨てるわけないじゃん…。Aも、僕と同じ気持ちだって事で…いいよね」
少し上擦った声になんて気付きもせず、五条がどこにも行かないように、私はずっと五条の服を握りしめていた。
五「ふふ、嬉しいな。この8年が無駄なものにならなくて本当に良かった。ほらA、おいで」
五条の声に導かれるようにして彼の首に腕をかける。
そのまま抱っこされ、向かう先は寝室。
『ぁ…ごじょ…』
五「はい静かにー♡今更後には引けないよ♡」
さ、さっきの悲しそうな顔は、どこにいったの…
ボフンっと一緒にベッドに倒れ込む。
五「やっと、この日が来た…ねぇ、僕よく我慢したよね?褒めてくれるよね?ずっとずっとお前の腹にぶち込んでやりたいって思ってたけど、無理矢理したら計画が全部パーになるかもしれないと思って今日までずっと生殺しだったんだよ?まぁ、一度や二度じゃ終われないよね…いけそう?まぁトんでも関係ないけどさ♡」
「そのまま抱くから」と耳元で囁かれる。
『っひあ、ごじょ』
五「怖がらないで、なるべく痛くないようにしたいけど、暴れられたら何するかわかんないよ?」
その言葉にヒッと肩をびくつかせた。逆効果だ。めちゃくちゃ怖い。
五「ふふ、かわい♡じゃあAちゃんお洋服脱ぎましょうねー」
赤ちゃんに話しかけるような口調でぷちぷちとブラウスのボタンを外される。
『…っぃや、見ないで』
五「は?全部見るから。はい手どかしてね、脱がせないでしょ♡」
五条の大きな左手が私の両手をすっぽりと握って頭上で固定されてしまった。
五「っはは、やっぱ好きなやつ抱くってやばいね」
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紡木かなえ(プロフ) - 。さん» あらら! ブラウザ版からログインして設定するとできるはずです!試してみてください! (2022年3月3日 19時) (レス) id: 4fb629dc44 (このIDを非表示/違反報告)
。 - やややっぱり見れないかもしれませんね...フィルターはこちらの問題ですかね (2022年3月3日 17時) (レス) id: 08adf0175c (このIDを非表示/違反報告)
紡木かなえ(プロフ) - 。さん» まじですか泣 題名は【五条悟から8年間逃げた女(R)】です!もしかしたらフィルターがかかっているかも知れませんね… (2022年3月2日 22時) (レス) id: 4fb629dc44 (このIDを非表示/違反報告)
紡木かなえ(プロフ) - souさん» ありがとうございますー!!!嬉しいです! (2022年3月2日 22時) (レス) id: 4fb629dc44 (このIDを非表示/違反報告)
。 - 絶対に作品見つけれる気がしません(泣) (2022年3月2日 20時) (レス) @page41 id: 08adf0175c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紡木かなえ | 作成日時:2022年2月19日 15時