犬なの? ページ32
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高専から帰り家でのんびりしていると、五条が帰宅した。実は五条、3日間任務で家を空けていました。
五「たっだいま〜!GLGの五条さんが三日ぶりに帰ってきたよー♡寂しかった?A寂しかった??」
『おかえり、先に手洗いうがいしなさい』
抱きついてくる五条を避けながら言う。
五「照れるなよ♡すぐ戻るから待っててね!」
ルンルンと洗面所に向かう身長190センチ精神年齢2歳7ヶ月の成人男性。
そして洗面所から出てきた五条がそのまま私に飛びついてきたので思わずソファに尻餅をついた。
『び、びっくりした…降りてよ、ちかい』
座り込んだ私の上に跨っている五条。鼻と鼻がくっつきそうな程近い。顔を見ると元気そうだが、少し違和感を感じる。
『任務疲れたの?しんどそうだけ「今日さ、不思議なことがあったんだよね」ン?』
私の言葉を遮って話を始める五条。
五「僕任務終わりに高専に寄ったんだ、そしたら医務室に高専に居るはずない人の残穢が微量だけど残っててね?」
…ぇ?
『ご、五条?』
五「他の人の残穢ならよく見ないと気付かない程度の量だったんだけど、僕が8年間嗅ぎ回ってた残穢と同じものだったから微量でもすぐ分かったんだ。A高専行ったんだね、誰に会った?硝子?傑?それとも棘?僕が居ない間に勝手に何してんの?」
『ごじょ、ちが、』
五「違くねぇだろ、アレは完全にオマエの残穢だった。」
耳元で低く呟く五条。怖いはずなのにゾワゾワしてしまう。
『っ、、ちがう、治療してもらいたくて…』
五「理由なんかどうでも良いんだよ…」
ガリッと耳を噛まれてビクッと体を揺らし短い悲鳴をあげた。
『ひやぁっッ、いたぃ…ごじょ、やだ…』
やめて、と泣きそうな目で五条を見る。
五「アッハ、その顔、逆に唆るの知ってた?」
目隠しを解いた先にあるギラギラとした青色に息を呑む。
噛んだ耳、首筋、頬…と流れるように唇をそわせる五条。ついにその唇は私の口の前で止まった。ぁ…
『ご、ごじょ』
私が彼の名を呼び終わる前にその距離は0になってしまった。
ちゅーなんて可愛いものじゃない、貪るような、熱い、熱い……
『ン…ゃ、ふ…ぁぅ』
息の仕方なんて分からない。ただ生理的な涙で滲んだ視界に嬉しそうに細められた五条の瞳が映るだけ。
あたまがびりびりする…おなかがきゅんとして…なに、これ…
五「ン…はは、やらしー顔」
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紡木かなえ(プロフ) - 。さん» あらら! ブラウザ版からログインして設定するとできるはずです!試してみてください! (2022年3月3日 19時) (レス) id: 4fb629dc44 (このIDを非表示/違反報告)
。 - やややっぱり見れないかもしれませんね...フィルターはこちらの問題ですかね (2022年3月3日 17時) (レス) id: 08adf0175c (このIDを非表示/違反報告)
紡木かなえ(プロフ) - 。さん» まじですか泣 題名は【五条悟から8年間逃げた女(R)】です!もしかしたらフィルターがかかっているかも知れませんね… (2022年3月2日 22時) (レス) id: 4fb629dc44 (このIDを非表示/違反報告)
紡木かなえ(プロフ) - souさん» ありがとうございますー!!!嬉しいです! (2022年3月2日 22時) (レス) id: 4fb629dc44 (このIDを非表示/違反報告)
。 - 絶対に作品見つけれる気がしません(泣) (2022年3月2日 20時) (レス) @page41 id: 08adf0175c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紡木かなえ | 作成日時:2022年2月19日 15時