落ち込んだ時は結界を張る ページ24
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五条side
高専から帰ると部屋は暗くシン…としていた。靴を見る限りAは中にいるはずだけど。
五「Aー?GLGの五条さんが帰ったよ!お出迎えしてほしいなぁ」
呼びかけても返事が無い。
寝室からはわずかに彼女の呪力が漏れている。どうやら術式を使っているらしい。
コンコン、とノックするが応答がないので部屋に入る。
五「Aー、、って、どうしちゃったのさ」
そこにはベッドの上で自分を囲むように結界を張って体育座りをして俯いている彼女が。
ふらっとこちらに顔を向けたかと思えばシュン、とまた下を向いてしまう。
五「とりあえず結界解いてくれるかな?じゃないと話聞けないし近く行けない」
そう言うと大人しく結界を消してくれた。僕が原因じゃないみたいで良かった。
ベッドに登り後ろから彼女を包み込む。顔を覗き込むと涙の跡があった。
五「ゆっくりでいいから僕に話して?」
『…わかんない』
わかんない、とは。
『朝起きたら五条が居なくて…いつものことなのに……でもなんかすごくかなしくて…なんでだろ…っ』
そう言いながら僕の手を握るA。
えーーーーーーーー可愛い。なんだこの生き物は?
五「ンンン、でももう五条さん帰ってきたから安心でしょ♡ほらこっち向いて」
今にも泣きそうな顔で振り向いたAのおでこにキスをする。あ、ちゅーだったか。そのままちゅ、ちゅ、と瞼や頬に唇を落とす。
いつもは嫌がるが今日は顔を赤くさせつつも抵抗の色は見せない。可愛い、もっと僕に溺れてほしい。
くすぐったそうに、でも安心してるような彼女を見て8年の隙間が一瞬で埋まってゆく気がした。
五「じゃあ今日はAちゃんの元気が出るようにお寿司でも取ろっか!」
『えっ、わ、わるいよ…勝手に病んじゃった、だけだから…』
五「いーの♡僕のことが大好きなAの事はAが大好きな僕に任せなさい!」
そう言うと彼女はすごく照れたように笑ったかと思えば真顔に戻って『別に好きじゃない』と言った。今君が握ってる手は一体誰の手かな??
五「またまたぁ、素直じゃないのも可愛いね♡」
あともう一押し、ってとこかなぁ
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〜高級出前寿司を食べながら〜
『……なんか私、ヒモになってない?バイト辞めたし』
五「そう?僕はそれでも嬉しいけど♡」
『…バイト探す』
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紡木かなえ(プロフ) - 。さん» あらら! ブラウザ版からログインして設定するとできるはずです!試してみてください! (2022年3月3日 19時) (レス) id: 4fb629dc44 (このIDを非表示/違反報告)
。 - やややっぱり見れないかもしれませんね...フィルターはこちらの問題ですかね (2022年3月3日 17時) (レス) id: 08adf0175c (このIDを非表示/違反報告)
紡木かなえ(プロフ) - 。さん» まじですか泣 題名は【五条悟から8年間逃げた女(R)】です!もしかしたらフィルターがかかっているかも知れませんね… (2022年3月2日 22時) (レス) id: 4fb629dc44 (このIDを非表示/違反報告)
紡木かなえ(プロフ) - souさん» ありがとうございますー!!!嬉しいです! (2022年3月2日 22時) (レス) id: 4fb629dc44 (このIDを非表示/違反報告)
。 - 絶対に作品見つけれる気がしません(泣) (2022年3月2日 20時) (レス) @page41 id: 08adf0175c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紡木かなえ | 作成日時:2022年2月19日 15時