天気は良いが隣人は暗い ページ16
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日曜日、天気が良かったので一人でお散歩に行って今は帰り道だ。
『私のビタミンDが喜んでる…ふふ』
機嫌がいいのです。許してください。
藍染プリンスホテルこと築30年のアパートに到着。カンカンカンカンと階段の音が気持ちいい。
2階に着くと大学生の隣人がコンビニ帰りかレジ袋を持って鍵を開けていた。
『こんにちは〜いい天気ですね！』
「あ…ど、どうも……」
この天気とは真逆のような表情の彼。大体いつもこんな感じだ。
そこまで仲良くないからちょっと気まずいなぁ…
『じゃ、じゃあ失礼します〜』
「…あぁああの」
『はい？』
「ひ、1人なんですね…彼氏さん、き、き今日は居ないんですか？」
ん？彼氏？
『えと……誰のことでしょう？』
「は、白髪で身長高い、だだ男性…」
『あ、あ〜！五条は彼氏じゃなくて高校の時の同級生です！最近よく来るんですよ〜、もしかしてうるさかったですか…？』
「さ最近…？あ、いえ、ぁ、でもはい、少し……なので…気をつけてください…彼氏じゃ、ないのか…」
『うぁ〜申し訳ないです！気をつけますね！』
このアパート一応防音のはずなんだけどなぁ。と思いながらそのまま部屋に入る。
手を洗ってテレビをつけようとリビングに向かうとメールが来ていた。五条からだ。
『えーっと、今日は泊まり込みで任務だから行けない、ね……わざわざどうもーー、別に…待ってねーよ、っと』
そう返信するとすぐに返信が。そこには「ツンデレ？可愛い！♡明日行くからね！」と書かれていた。都合の良い脳みそだこと…。
「は？」というスタンプを返してオフにする。
ふと真っ暗なテレビにうつった自分の顔がすごくニヤけていることに気付く。びっくりしてバシッと思わず頬を叩いてしまった。
『なに、ニヤついてんの私、きもいきもい…』
五条と再会してからというもの、すっかり彼の手のひらで転がされている気がする…。もう28になるんだ、いつまで高校生みたいな反応するのさ。
『…と言っても今までそんなこと無かったからなぁ、彼氏の一人や二人作っときゃよかった…』
ヒリついた頬をさすりながらテレビをつけた。
『あ、そういえば音がうるさいって言ってたな…音量下げとこう』
次、注意されたら引っ越し時かもなぁ、と呑気に考えながら冷蔵庫にあったいちごオレを開ける。五条のだけど、まぁいっか。
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紡木かなえ(プロフ) - 。さん» あらら！ ブラウザ版からログインして設定するとできるはずです！試してみてください！ (2022年3月3日 19時) (
レス) id: 4fb629dc44 (このIDを非表示/違反報告)
。 - やややっぱり見れないかもしれませんね...フィルターはこちらの問題ですかね (2022年3月3日 17時) (レス) id: 08adf0175c (このIDを非表示/違反報告)
紡木かなえ(プロフ) - 。さん» まじですか泣 題名は【五条悟から8年間逃げた女(R)】です！もしかしたらフィルターがかかっているかも知れませんね… (2022年3月2日 22時) (レス) id: 4fb629dc44 (このIDを非表示/違反報告)
紡木かなえ(プロフ) - souさん» ありがとうございますー！！！嬉しいです！ (2022年3月2日 22時) (レス) id: 4fb629dc44 (このIDを非表示/違反報告)
。 - 絶対に作品見つけれる気がしません(泣) (2022年3月2日 20時) (レス) @page41 id: 08adf0175c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紡木かなえ | 作成日時：2022年2月19日 15時
